昔のニュースレターを開いて見ると、スタッフ紹介をしている回がありました。
本来は子供達の生活等を中心にお伝えするのが命題の当ブログですが、スタッフは子供達のみならず、訪問者にとっても生活のサポートに関わる重要な存在かと思います。
そこで本日はHOJのスタッフ紹介をしたいと思います。

まずはHOJ院長の烏山アイダさん。烏山さんの奥さんでもあります。
院長兼プロデューサー的な役割も兼ねておいでます。
主に対外的な仕事(例えば会議に出席する等)をされる事が多いのですが、子供達の洋服作りから訪問者の食事の世話等、細かい仕事まで何でもこなされておいでです。あと子供達の総監督みたいな事もされています。

ジェーンさんは以前も紹介させていただいた通り、ソーシャルワーカーです。
子供の教育面での監督と、スケジュール調整、福祉局との連絡役、事務手続きや書類作成、あと細かいところでは訪問者のウェルカム、フェアウェルパーティのプロデュース(子供達の歌やダンスの監修も含む)も仕事内容に含まれています。
簡単に言うと、HOJのチーフディレクターという感じになります。
HOJのシステム上、女性訪問者の方が彼女と関わる事が多く、気軽に何でも相談や質問に答えてくれると思います。頼りになるお姉さんといったところでしょうか。

こちらも以前紹介しましたが、レイアンさん。ジェーンさんの補佐になります。サブディレクターですね。
臨時雇い的な感じなんですが、仕事もテキパキしているようだし、ジェーンさんも彼女に何でも言いやすいようなので、以前に比べて円滑に事務所が動いている感じがします。

ナナイさん、つまり子供達から見てお母さん。子供達の日常生活の実質的なサポート役です。
子供達の洋服の管理や食事の世話、学校に行く為の準備の手伝いや入浴のサポート等、子供達に直接関わるインターフェイスになります。
まずはナナイ・エルビーさん。旅館で言うところの仲居頭みたいもんで、訪問者の料理も最近世話しています。

以前紹介したナナイ・エルマさんも交代で訪問者の料理を作ってくれています。

ナナイ・ノルマさん。ウラワ・ビーチに住んでいて、ビーチの管理も兼任しています。
浮き輪を貸してと頼んだら、ノルマさんの家から借りることが出来ます。

ナナイ・ゴリンさん。子供達の料理を主に担当していますが、縫製もしてたりします。
それとシャローム・ハウスの管理もしています。

ドライバーのコヤ・ドドンさん。車の運転手です。
運転のみならず、機械や家屋などの修繕も担当しています。
また周辺の地理に詳しく、親しくなればガイドをかってでてくれる・・・?って事もあるかも。

フィデルさん。学校で言えば用務員さん。一般建築担当みたい感じで、ロクに図面がなくても簡単な家なら建てられる程の腕前を持っています。
聴覚障害者ですが、不思議とみんなコミニュケーションはとれるようです。あと油絵を描く特技を持っています。それと頼めば、HOJのTシャツを作ってくれます。

アルチ君(写真左)。HOJの卒業生で、年齢的にフィデルさんやドドンさんの補佐をしています。
若いのでフットワークが軽く、見た目以上に力持ちなので、どんな仕事も嫌がらずこなすナイスガイです。
英語も出来るので、僕は彼にビサヤ語のことをいろいろ聞いたりしてました。

シンさん。次期ファンドマネージャーとして去年からHOJスタッフとして参加されています。当ブログ担当でもあります。
現在は日本人訪問者の担当でもあり、訪問者サイドで何か困った事があった時の橋渡し役という役目も果たされています。
元日本語教師であり、20種類以上の楽器(楽器じゃないけどノコギリも含む)が弾ける音楽家でもあり、イラストレーターでもあるという、多彩な才能をお持ちです。

そして最後は、HOJの創始者、烏山逸雄氏。一応の肩書きはファンドマネージャーです。
僕から小ざかしいご紹介なんて必要がないかと思いますが、強いてもう一言だけ付け加えれば、のんべえのオジサンです(笑)。
お酒をもう少しお控えください、烏山さん。
以上のスタッフでHOJは運営されています。
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昨日からケンタ君がHOJに来てくれています。ようこそいらっしゃい。
2年ぶり4回目の訪問で、現在同志社大に在籍。来年度からは警察官の職が内定しているそうです。
約2週間の滞在予定です。就活も終わって一安心のご様子。ゆっくりしてってください。
ちなみに、子供達は「烏山さんが飼っている犬のサンディに似たお兄ちゃん」で記憶しているようです。

昨晩ウェルカムパーティがありましたが、ここに来て子供達の斬新なダンス企画がてんこ盛り。
まずはアンダー10の子供達が中心となったキッズダンス。
服装もボーダーとNYメッツのユニフォームで統一感を出していて、結構手が込んでいます。

次にレイモンドとマリテスによるバンブーダンス(持ち手はジョネルとロジャー)。
練習風景を見かけたのは少しの時間だったと思いますが、なかなか鮮やかな足裁き。
二人の息も合っていて、見応えのあるダンスになっていました。

そして、キャッツを彷彿とさせる女子チームのダンス。
いろいろとダンスを見てきましたが、メイキャップにまでこだわりを見せたのは今回が初めてかと。
僕の隣に座って見ていたアイダさんも「マリリン、ウサギみたいじゃん!」と大ウケ。
見ていた子供達からもゲラゲラと笑い声が。なかなか新ダンスはどれも熱がこもっています。

それに触発されたか、ケンタ君も仕込みの仮面を被って登場。
しかし、カブリモノはイマイチ子供達にウケが悪いんですね。何となく引き気味の空気を子供達に感じました。
そう言えば、先週来ていた同志社の3人のビジターさんもカブリモノで踊ってスベリ気味だったような・・・。

今日はみんなで高校の体育祭を訪問しました。
全国大会に出る選手を選抜する・・・との触れ込みですが、相変わらずゆる~い雰囲気。
日本のような必死さがないのが、気が抜けるというか、ほのぼのしているというか。

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(注意:本日は写真集です。本文と写真は一切関係ありません。本文に興味のない方は写真だけを見てブラウザを閉じられる事をオススメしておきます。)
愛という言葉は便利な反面、ある種の誤解を引き起こす事がたびたびあるようです。
でも愛(愛が不適当なら人助けでもいいけど)っていう事の本質はやっかいではあるけれど、そう難しいものではない、というのが今回の話の趣旨です。
HOJのスカラーで、ナナイ・ノルマの娘であるところのダイダイという女の子がいます。年は18歳。
彼女は高校を無事卒業したのですが、なかなか就職が決まらないという日々を過ごしていました。
田舎の娘にありがちな都会志向というか、ダバオでの就職を希望していて、6月のある日からダバオで、烏山さんの家で下宿しながら就職活動に入りました。
しかし彼女の就職活動は、つまらない失敗で頓挫する事になりました。
ある日、たまたま烏山さんの家にダイダイ一人が取り残される、つまり留守番をする状況になり、彼女はそれが悲しくてずっと部屋で泣いていたそうです。
それを見たアイダさんが「たった1日留守番をする位の事で泣くんだったら、ダバオで一人で就職するなんて出来ない!」と彼女に怒り、結局彼女は家に帰る事になりました。
日本人と比較して、フィリピン人はとても淋しがりです。特に女性は群れる傾向があったり、常に連絡を取っていないと不安に陥ったりしがちです(日本人よりもある意味ヒドい)。
ダイダイもその傾向が強かったようで。ただ、それにしても18歳にもなっていて、一人になるのが怖いというのには疑問符がつきます。都会で働く志向のある人間が一人に耐え切れず泣くなんて、矛盾していますね。
関係者全員が「ダイダイは情けない!」と一言で済ませてしまう中、僕は彼女がどうして泣いたのか、少し調べる事にしました。
調べてわかった事は、まず下宿先に誰かがいた場合、その人と話をする以外に、彼女は携帯電話を借りて、ダバオの友達とコミニュケーションをとっていたという事。
それ以前彼女は携帯電話を持っていたのだが、父親が酔っていた拍子に彼女の携帯電話を床に叩きつけて壊していた事、がわかりました。
つまり彼女が淋しくて泣いた原因は、誰もいなくなる事によって個人的なコミニュケーションツールが無くなる為だった、という事になります。
モチロン、まだ就職もしていない彼女にとって、携帯電話を買うなんてとても難しい話。彼女にとっては泣く事しか出来ない状態だったわけです。
ここまで話を聞いて、僕は決断しました(ちょっと大げさですが)。
僕が海外から帰って来て、数日。まだ実家でくすぶっていた彼女に、おみやげと称して僕が使っていた携帯電話をプレゼントしました。中古の携帯なら彼女もまだ貰いやすいだろうし、携帯があればおそらく子供のように泣くなんてみっともないマネはしなくてもいいだろう。丁度他に携帯が欲しかったのもあったし、彼女の人生の少し肩を押す程度の手伝いが出来れば・・・との思いがありました。
彼女は嬉しそうに何回も「ありがとう」の言葉を僕に向けてくれました。
さて、これで万事解決!ならここにわざわざ載せる程の話ではありません。
翌日から聞くに堪えない噂が次から次と耳に飛び込んできます。
「あのスケベな日本人(僕の事です)はダイダイと良い仲になる為に携帯をやったに違いない。」
「いや、ダイダイの方が携帯をねだって、あの日本人(僕の事です)が買ってやったんだ。」
「あいつらはいつ結婚をするのか?ひょっとして今年中じゃないのか?」
「何にしろ年齢差があるから、あのカップルはうまくいかない。」
まるでもう付き合っているかのような噂まで耳にする事になり、意外な反応にハッキリ言ってとまどいました。
僕が良かれとしてやった事は、他人から見れば不可解に見え、またそこにやっかみだとか、誤解が絡まりあって、噂が噂を呼んだような雰囲気がありました。
アテ・ジェーンは彼女と親友で、ジェーンと一度一緒に昼食を取った時に、ダイダイの話題になりました。
「貴方はダイダイの事をどう考えていますか?」
彼女は親友として僕の行動の在り方を問うたわけです。いたずらに噂の的になるのは彼女が可愛そうだと。それはジェーン自身も身にしみていたからこその問いだったかもしれません。
僕は答えました。
「彼女に携帯電話を渡したのは、それが彼女にとって必要だと思ったからで、それ以上の感情は全くありません。ダイダイは確かに可愛いし、性格も良い子だとは思うけど、彼女にはもっと世間を知るという経験が必要で、それを得るまでは彼女を大人の女性として見る事もなければ、例えば彼女として付き合うという選択も全く考えられません。今、いろんな噂が出てるけど、それは彼女がちゃんと働いていれば、時間が解決してくれる問題だと思うので、噂で困るという事はないと思います。」
その答えを聞いて、ジェーンも安心している様子でした。
僕の目論見通り、そのうち彼女に関する噂は収束していきました。そして、彼女も8月にダバオでベビーシッターの仕事が見つかり、何とか彼女は自立の道を歩んでいくかに見えました。
しかし彼女の父親が、彼女がいない淋しさを紛らす為に昼間から酒びたりになり、それでバイクを運転する日が続き、それを心配するナナイ・ノルマが彼の所業を泣いて止める事態になり、結局彼女はダバオの仕事を辞めて、実家に戻る事になってしまいました。
簡単に言えば、彼女は都会で自立の道を歩んでいたのに、彼女の父親は子供から自立出来ず、子供の足を引っ張ったという事になります。流石の僕も怒りに震え、自分のした事が間違っていたのか。それとも家族までも何とかしないと彼女の自立は助けられないのかと悩みもしました。
が、僕以上にアイダさんが問題の大きさにお怒りになられ、彼女の父親にコンコンと説教をしたそうです。
それが功を奏したのかはわかりませんが、今現在彼女はマテで掃除の仕事を見つけ、また何とか自立をしようと頑張っている最中です。
人に対する愛の形は無数だと思いますが、人を助けるなんて事は実はほんの小さな鍵一つで、いくらでも開けられるものなのかもしれません。
開いた後、失望したり思ったようにいかなかったりする事も多いもんですが、いつか、という希望があれば愛は繋がっていく。
この出来事以降そう思うようにしています。
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