クリスティーナがHOJを卒業する事を決めたのは昨日の事でした。
学校の先生が住むハビタットで住み込みをしながら学費を貯め、将来的には出来たら近くの大学に通う道を考えているようです。
急な話で、兄弟達のみならず、烏山さんも驚かれていました。これでHOJの子供達は現在のところ41人となりました。

個人的主観を書くのは気が引けますが、恐縮ながら一言だけ言いたい。
誰かの人生を簡単に揺れ動かす程、我々は偉い存在なのでしょうか?
それが許されてしまうこの場所を僕は憎むし、それに関わる人々の気持ちが僕にとってはものすごく残念です。
クリスティーナに何も出来ない自分にも悔しい気持ちが残りますが、とにかく今後も頑張って欲しい。辛くなったら、また烏山さんのところに戻っておいで。

昨日と今日にかけて、2人のビジターさんがおいでました。
ユタカ君とボン君です。2人はご兄弟で、以前ミンダナオ国際大学の大本教授が訪問されたんですが、その大本さんの甥っ子さんにあたります。お二人とも大学生です。

ウェルカムパーティーでは板割りを披露。
子供達はカンフーが好きなので、まずまずの盛り上がりを見せました。

しかし2人はちょっと物足りなかったのか、女子のダンスにジョイント。
なかなかノリの良い2人で、実質2日間という短い時間でもうまく子供達に溶け込めそうな雰囲気です。

今日はウラワ・ビーチで子供達と遊びました。
まず2人は子供達と歌を歌って盛り上がっていました。
お兄さんのユタカ君はギターが少し弾けるようで、子供達からは日本語の歌をリクエストされていました。

バレーボールを少しやってから、海泳ぎ。いつの間にか騎馬戦もどきが始まりました。
結構競い合う遊びは、子供達の闘争心に火をつけますね。
ちなみに海の中なので、騎手が落ちても陸に比べれば安全かと存じます。

HOJに戻ってからも、2人は子供達とバスケットボールで遊びました。
フィリピンではバスケが最も盛んに行われているスポーツで、子供達も楽しそうに遊んでいました。
バスケットボールを2ケ寄贈していただき、ありがとうございます。

そしてあっという間に今日お別れ会です。
子供達が名前を覚える間もなくお別れというのはとても残念な気がします。

2人はGReeeeNの「遥か」を熱唱。
ユタカ君がギター、弟のボン君が歌を担当したんですが、ボン君の目から涙がこぼれたのを僕は見逃しませんでした。

最後は全員でフェアウェルソングを歌いました。
2人共、子供達とあちこちで肩を組み、別れが本当に名残惜しそうに見えました。
今度はもう少し長い期間で遊びに来てください。お待ちしてます。
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(注意:本日は写真集です。ですが、内容文章と写真は一致していません。本文に興味のない方は文章を読み飛ばして、写真だけ見てブラウザを閉じてください。)
タイトルの一文は、僕の好きな歌の一節です。
モテたい男が女の子を振り向かせる為に無理をする悲哀を描いた歌なんですが、
この一言は恋愛のみならず人生にも同じ事が言えるんじゃないかと思っています。
つまり、今の世の中は(特にフィリピンでは)人を愛する(助ける)にはお金がかかるという事です。
食べるにも、学校に行かせるにも、服を着させるにも、どこかに行くにも、とにかくお金です。
逆に言えば、お金があれば大抵の事は解決出来るわけです。
HOJでもその事は例外ではありません。
子供の養育にはいろんな点でお金がかかり、且つ何十人もの子供達を養わなければならない事を考えれば、いかにここがフィリピンとは言え、容易ではない事がおわかりいただけるかと存じます。
ここにボランティアを勉強したいと思っている方々も大勢いるかと思いますが、子供に奉仕活動をするというよりも、子供が必要としている物を揃える方が遥かに役に立つ。
それも現地の事情(物価や状況)を考えれば、お金が一番奉仕に向いているとも言えます。
つまり最大の奉仕はドネーション(寄付)が一番という事になります。
しかし、ドネーションだけをすればそれで全てが潤うわけではないと烏山さんはお考えです。
やはり現地に来て、子供達と接し、現地で何かを得て、日本に帰ってそれを還元する。
それが日本の為でもあり、フィリピンの為でもある、と考えておいでるわけです。
それと、日本人はとかくお金の事を言葉で触れたがらない。
その緩衝材の役割としての何か、という事で「滞在費」という概念が存在していると思います。
幸いにして、ここを多く訪れる訪問者の方々はその概念をいちいち説明せずともご理解いただき、中には定められた滞在費用以上を置いていかれる方もおいでます。本当に頭が下がります。
何気なくそういう事をするのは難しいと思うのですが、HOJは必要以上の重荷を両者(ドネーションを受ける側と与える側)に負わせないという点で成功しているように思えます。
ところが残念な事に、時々その概念が理解出来ない方々も訪問される事があります。
烏山さんやスタッフは優しいので、あまり表立って文句を言ったりという事はないのですが、僕なんかは同じドネーションを与える側として、恥ずかしい思いもするし、また苛立ちを覚える事もあるわけです。
例を具体的に挙げるのは避けますが、烏山さんに金銭的に迷惑をかけるのは、結局は子供達に迷惑をかけるのと同意になると思います。
そういう訪問に価値があるのか?、本当にそれでその人自身が幸せになれるのか?という疑問が付き纏います。
「見える行動で見えない愛を表現したい」はHOJのモットーでありますが、金銭的なドネーションは、そのモットーの基本、というか最低条件だと思います。
その事は滞在者として、訪問者として、強く念頭に置かなければならない事だと思いますが、いかがでしょうか?
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今日でお別れとなる荻神父様とキム神父様に密着いたしました。
昨日がウェルカム、そして今日はフェアウェルと、本当に早いお別れは残念なんですが、その分今日は濃密にお二人とも時間を過ごされました。

キム神父様は朝から高校生の宿題をお手伝い。
ステンドグラスの小さな窓を作るとのこと。
のこぎりで板をカットするお手伝いを一生懸命されていました。

その頃、荻神父様は小学校をご訪問。
アンギン・ミナラ・ミッチーのクラスに入られ、神父様という紹介を受けると、すぐさま子供達が寄って来て、神父様の手を額にくっつけます。
これは尊敬の念を表すポーズで、こちらでは目上の人に対してよく行われています。
授業参観を少しして、教室を後にしました。

その後は男性ビジターはシャロームに移動。
今日のシャローム周辺は快晴で、波も穏やか、水の透明度もバツグンでした。
荻神父様とユウキ君の二人で泳ぎに出かけました。
それにしても荻神父様はアグレッシブですね。昨日のウラワサッカーにも参加されていましたし。
お年を感じさせない体力には脱帽の思いです。

昼食後、引き続き男性ビジターはマテの町へ。
(女性ビジターは近所のお祭りに参加していました。)
マテの修道会で、キム神父様によるミサが執り行われました。
僕の修道会でのミサの参加は、中川神父様のミサ以来2回目です。
今回のミサで本当に良かったと思えたのは、洗礼を受けてない参加者に対して、キム神父様が祝福をしてくださった点です。
普通信者を対象にしているミサでは、信者以外の参加者がいないという前提で執り行われる為、疎外感を感じる事が多いのですが、昨日そして今日の出会いがあり、それを重んじられて僕達にも気を使っていただいた、キム神父様の心の深さに感動を覚えました。

ミサが終ってから、ダヒカン・ビーチへ。
イケメンのツーショットはいかがでしょう?
写真を編集するこちら側もさわやかな気分になりますね。

さて、今日はユカさんとユメさんの女性ビジターさん達もお別れの日となりました。
お二人とも積極的に子供達とお話したり、遊んだりして、子供達も大いにお二人との時間を楽しまれたようです。

お別れ会は子供達も大いに奮闘。大きい男子達はサコ(米袋)ダンスを披露。
誰が入っているかわからないように、高校生以上の男子が席を外すというマメな演出も。どれが誰かわかりますか?
ちなみに大きい女子達は歌を披露しました。

途中でモロイ大司教様がHOJに遊びに来られました。
西ミンダナオの教会を統括する、すご~く偉い方なんですが、実はバドバドの町のご出身で、今日お祭りがあった為里帰りされていたとの事。
個人的な事で申し訳ないのですが、先月マレーシアに行った際に数日サンボアンガに滞在していまして、モロイ様にもお会いしに行ったのですが、その願いも叶わぬまま終っていました。
厳しい情勢が続く西ミンダナオで、教会を統括されている要職に就かれている方がHOJの極近くの町出身の方で、そんな方が今日HOJに来られたという事がすごく素敵に感じました。
今日という日にお会い出来て光栄でした。本当にありがとうございました。

式次第も神父様お二人のご挨拶と歌。ユカさんユメさんのご挨拶と簡単なゲームを経て
いよいよ子供達のフェアウェルソング。
4人が前で歌を聞きながら、子供達の元気な歌声が響きました。

「ベストフレンズ」「長い間」とフィリピン人にも親しまれているKIROROの歌が流れると、女性ビジター二人の目から自然と涙が零れ落ちました。

最後はみんなでフェアウェルソングを肩を組みながら合唱。
心なしか神父様お二方もご感動されている様子に見えました。

神父様お二方、短い時間ではありましたが、貴重な体験をいろいろいただき誠にありがとうございました。
ユカさん、ユメさん。いっぱい良い思い出が出来て良かったですね。来年と言わず、また近いうちに遊びに来てくださいね。
子供達もきっと待ってくれていると思いますよ。
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