今日は学校がお休みです。何故かというと、
第7代フィリピン大統領、コラソン=アキノ元大統領が先日お亡くなりになられたので、
国を挙げての追悼式が執り行われるためです。
そんな中、昨日またHOJに仲間が一人増えました。43人目の仲間になります。
男の子で名前はレオナルド。15歳。よろしくお願いします。

さて、アテ・ユキがHOJに来て早や2週間。来週火曜日に帰国されます。
ちなみにアテ(ate)とは年長のお姉さん、という意味。

大概の女性訪問者には、名前を呼ぶ時敬意を込めて、頭にアテを引っ付けるのですが、
ほぼ創立以来ここを訪れている彼女は、今やすっかりナナイ(お母さん)
と呼ばれてもおかしくない、大きな存在感が板についている感じです。

どの子供達も分け隔てなく付き合えているという事は、
やはり彼女の存在感を大きく物語る一つかと思います。
昔からの顔なじみの子供達は勿論のこと、今まで彼女に会った事のない子供達までもが
「アテ・ユキ!」と安心して彼女の胸に飛び込んでいく。

また彼女はそれに留まらず、近所の人たちや市場の人達との交流もあり、
彼女と久々に出会ったというおばさんは、彼女と出会って嬉し涙をこぼすほどでした。

HOJの子供達との付き合いで、一番重要なのは信頼関係であると僕は思っていますが、
改めてそれが大事だと思わされる出来事に遭遇しました。
それは子供達が彼女に耳掃除をしてもらっている時。
クリスティーナガマイの耳の中から、一片の紙と米粒3個大の耳垢が両耳から出てきたんです。

子供達の中でクリスティーナガマイはちょっとしたヒーロー扱いでしたが、
考えてみれば、放っておけばこれは耳の病気になる可能性もあったし、
実生活でも耳が聞こえにくい状態が続いていたそうです。

では、今まで現地スタッフはどうしていたのか?との疑問も沸いてきますが
もし万が一子供の耳掃除をして、鼓膜を損傷した場合の補償を考えると、
怖くてそういう作業が出来ないという問題があって、手が出なかったというのが実情のようです。

そういった難しい問題があるにも関わらず、彼女が子供達に耳掃除をしたのは実はすごい事なんです。
「私は別に大した事はしてませんよ。」
彼女はそう言います。しかし、これは一朝一夕で出来る事ではないし、
またいろいろな幸運が味方につかないと出来ない事でもあります。
今まで積み重ねてきた見えない努力と、信頼関係の構築の賜物であると言えましょう。

特に日本での努力が大きく実っていると思います。
例えば、ビサヤ語の学習もそうだし、
誕生日にカードを日本から送るというのも一つの努力の結晶かと思います。
そういう事を、仕事や生活の傍らで地道に続ける。
これはボランティアというものを強く意識していなければ出来ない事かもしれません。

では、彼女だけがHOJでスタッフ並みのボランティアをする必要性があるのでしょうか?
誰か一人が彼女の代わりをするのは不可能でしょう。
しかし、ここに来る訪問者一人一人が自分に出来る事が何かという事、
自分の役割が何なのか、日本で出来る事が何かを考えれば、HOJがアテ・ユキに寄りかかることなく
また彼女自身の存在ももっと気楽になれる気がするのです。

別にHOJに来たいと希望を持っている全員が彼女並みに努力をしろ、と言いたいわけではありません。
最低限自分が何をするか、という事を決めてくる事。
子供達に自分が迷惑をかけないという範囲を決めてくるという事。
まずはそれを意識して、ここに来るだけでも随分違うだろうと思うのですが、どうでしょうか?
残念ながら僕自身も我が身を振り返って、反省すべき点があるかもしれません。

彼女との3週間は意外にも早く過ぎて行こうとしていますが、
子供達の輝く笑顔を傍で見続けられた事は、僕にとっても幸せな一時だったと思います。
アテ・ユキ。本当にありがとうございました。
それと余計な事ですが、次にお会い出来るチャンスがあれば
本当に貴女自身が素敵なナナイ・ユキになっておいでる事を、心からお祈りしております。
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以前サワムラさんを含め何人かビジターさんと「子供の安全管理」の話をした時に
火の取り扱いについても話があがりました。
ここの生活に火は欠かせなく、子供達も随分幼い時から取り扱いを余儀なくされます。
現状の日本の子供達にはない、危険と経験がそこにはあります。

「危ないから、やめて!」と思うのは日本人のこちら側の話で、
子供達から言わせれば「大丈夫、いつもやってるもん。」で済む話。
これは掲載しようか迷いましたが、火の上を飛び交うロジャー。
彼は昔、大やけどを負った事もあるはずですが、それでも火に対する恐怖は微塵もありません。
フィリピンの生活は、子供達にたくましさを与えているのかもしれません。

たくましいと言えば、木登りも生活によく出てきます。
以前、椰子の木に登るウィリアムの写真はお伝えしたと思いますが、
生活に必要な行為全般は、実は遊びから培う事が多い。

でも普段の自由時間は、ゆったりとした時間が子供達の間で流れています。
ずっとサバイバルばかりやっているわけではありませんのであしからず。

どういう決まりがあるのかは知りませんが、おやつを分け合うのも当たり前です。

遊ぶツールは手作りか、その辺の物を使うことが多いです。
「花びら飛ばし」をして遊んでいるインダイガマイ。
文字通り花をつまんできて、花びらを指で弾いて飛ばすという、いたってシンプルな遊びです。

マディとノエルが持っているのは空気鉄砲。
筒の先に粘土か何かを詰めて、空気を筒の中に溜めると粘土が飛んでいくというシロモノ。
モチロン手作りです。日本にも昔ありましたよね?

身体を動かしたり、自分で何かを作ったりはよく見かけるのですが
まさかチェスが出来るとは・・・?!と思って、慌てて撮った一枚です。
ウィリアムとレナリンの対局はなかなか見もので、
キャスリングやアンバサンも普通に出てきます。
この日はレナリンが勝ったようですが、ウィリアムもなかなかのもの。
将来が楽しみな二人と言えましょう。

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今日は暑い1日です。フィリピンというと一年中暑いと思われがちですが、
比較的涼しかったり、雨がずっと降っていてジトジトしたりという日もあります。
で、今日は暑い。間違いなく夏日。インダイ(写真左)が昼の登校に日傘を差して行きました。
今日は特殊学級で催しがあり、そこでアルソンとアルセルが
歌うということだったので、行って来ました。
催しが始まる前に彼らの教室にお邪魔してみると、彼らは練習をしていました。
アルソンがギターを担当しています。

催しはなかなか始まらないので、
その合間にアルソンがアルセルにギターを教える様子も見る事が出来ました。
アルソンももうすぐHOJ卒業ですから、
次の自分の役割を弟に引き継ぐ事を考える時期なのかもしれません。

3人(左からアルセル・同じクラスの子・アルソン)の本番の様子。
3人とも一生懸命歌っているのですが、マイクが声を拾いきれなかったのが残念。
ギターの音を拾えば声が聞こえないし、一人だけ集中すると他の2人の声が聞こえないし・・・。
まあ、でも頑張りました。

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