ハウスオブジョイに来ている学生たちに「ホウキづくり」を体験してもらいました。
ヤシの枝を落とし、葉の芯の部分だけ削ぎ出して束ねます。
現地の人はこれを1人で1日に6本から8本くらい作ることで収入源としているんですが、
日本の学生たちは、7人がかりで3本作るのが精いっぱいでした。
こういう作業を実際に体験して「これじゃあ自分は役に立たない」ことを実感した上で、
「ボランティアとは何か」を考えるきっかけにしてほしいと思います。

今回の滞在は、たまたまこどもたちの学校が休みの時期とかぶったこともあって、
一緒に遊べる時間がたっぷりあって本当に良かったです。
バスケやサッカーなどの球技のスキルは、本当に役に立ちますね。

また、今回は滞在中にカレーと餃子という、2種類の料理に挑戦すると言うのでやってもらいました。
鶏が生きた状態で売っている、ひき肉が売っていない、餃子の皮ももちろん売ってない、
こどもたちが手伝いたがるけど、そもそも餃子の完成形を知らない…など、試練の連続だったと思います。
「現場を知らずにやることを決める」ことのリスクが、身に染みたんじゃないでしょうか。

夜はみんなでカードゲームをしたり、レゴで遊んだりと、私の部屋が大賑わいでした。
短い滞在でしたが、こうやって一緒に遊ぶ時間がたくさんあって、学生とこどもたちは本当に仲良くなりました。
まずは「楽しむこと」が一番の目的ですからね。

ハウスオブジョイでは「スタディーツアー」や「ボランティア」に来たいという方には
「まずは遊びに来てください」と言うようにしています。
まずは一緒に楽しんで、フィリピンのことを、ハウスオブジョイのことを好きになってもらうのが最優先です。
学びや手伝いは、その次の段階です。
みなさんもぜひまずは「遊びに」来てくださいね!
遊びに来てくれている明星大学の学生たちが、チキンカレーを作ってくれることに。
「買い出しも自分たちでやってみます!」と言うので任せてみたら、
鶏を3羽買ってきました。…あれ?それじゃ足りなくないか?30人ぶんだよ?

「え?チキンカレー、1人ぶんで100gだから、30人ぶんで3キロですよね?
この鶏、1羽で1キロだから十分ですよ!」
…なるほど。スーパーでパックに入ったチキンしか買ったことがないと、こうなるんですね。
骨とか内臓が食べれないので、可食部分は6割もない、ということは、
普通に東京で育ったら知らなくても無理はありません。
急いで買い足して、みんなでしめて羽根を毟り、精肉作業をしました。
いつも以上にこの作業の意味がしっかり学生たちに伝わったと思います。

「僕たちも手伝う!」とこどもたちはノリノリで、一緒に野菜を切ったり、肉を炒めたり。
イージェイも「ニンニクの皮を剥く」という仕事をちゃんと全うしましたよ。

買い出しの時点では不安でしたが、作ってみたら味付けは大成功!
とっても美味しいカレーができました。
食べたことのない料理にあまり食指が動かないタイプのアリエルも
自分がメインで手伝ったこともあって、モリモリ食べてましたよ。
日本語の「おかわり!」も覚えました。

彼らが日本で学校の先生になって、数学のテストを作るとき、
「30人分のカレーを作ります。1人分で100gの鶏肉が必要です。
1kgの鶏を何羽買う必要がありますか。ただし、鶏の可食部分は60%とします」
なんて問題を作ってくれたら嬉しいです。(笑)
学生たちが持ってきてくれたレゴパーツが面白すぎます。
「このパーツがもう1セットあったら、レースとかできるのにね」
と言ってたのが実現したのでこどもたちは大喜び!
軽快な作りのジャンデル車はスピードが出るけど構造が脆く、カーブで転びやすく、
頑丈な作りのジェレミー車は走りは安定してますが操作が難しいです。
こうやって「一長一短」になるのが頭の使いどころで楽しいですね。

さらにこどもたちが楽しみにしてたのが「対決」です。コロナでどこにも行けなかった頃、
ロボットコンテストやバトルボットの動画を見せておいた甲斐がありました。

さっそく作った車を戦わせるこどもたち。ドリルをつけたり、回転する腕をつけたりして
さらに改良して、どんどん闘いが派手になっていきます。いやー、今後の発展が楽しみですね。

競うことでぐんぐん進化していく様子をぜひ動画でご覧ください。
ジェレミーの作った兵器「回転腕」の予想外の使い方が面白いですよ。
今も目の前でこどもたちがリアルタイムで面白いマシンを開発中です。
今後もこどもたちのエンジニア脳の発展にご期待ください!