「コヤシン!イカを売りに来た人が探してるよ!」
ちびっ子たちと遊んでいたら、こんなふうに呼び出されました。
俺はイカは買わないよ、買うかどうかはスタッフのおばちゃんに聞いてくれ、って返事したら、
「いや、コヤシンを呼べって言ってるよ」としつこいので、
そんなに俺にイカを売りたいのか、と行ってみたら、「コヤシン!久しぶり!」と言われました。
えーと…、誰だっけ?と頭をフル回転させること約5秒。…エルバートだ!!

このブログの「おすすめの記事」にもなっている「不良と呼ばれていた少年」です。
彼は幼い頃、生きていくために盗んだり忍び込んだりを繰り返していたため、
誰からも名前を呼ばれることなく、「ボゴイ(不良)」と呼ばれていました。

HOJに入ったはいいものの、盗み癖と放浪癖はなかなかなおらず、
結局小学校も卒業できずにHOJを出て行った彼ですが、
7年前にひょっこり顔を出して、立派に働いていることを報告してくれたんです。そのときの記事がこちら。

「久しぶりだな!何?漁師になったの?」
「いや、漁師になったわけじゃなくて、バイクを買ったからイカを売りまわって稼いでるんだ」
「へえ、これ、自分のバイク?」
「うん、まだまだローンが残ってるけどね」
「あれ?ひょっとして一緒にいる女の人は…」
「うん、奥さんだよ」
「マジで?いつの間に?っていうかお腹が…」
「うん、妊娠中なんだ。だからさ、イカ買ってよ(笑)」

…というわけで、大量にイカを買いました。

いやー、卒業生が立派になって帰ってくるのは本当に嬉しいですね。
無事にこどもが産まれるまで、当分イカを食べて暮らすことになりそうです。(笑)
イカ刺し、イカアドボ、イカのキニラオ、イカリング、イカパスタ…あとは何があったかな?
昨日に引き続き、今日はHOJの卒業生、ジョリーナの卒業式に行ってきました!

2008年6月から2016年の3月までHOJにいたジョリーナのことを、
この時期に来た方で、覚えていない人はいないと思います。
とにかく活発でおしゃべりで、頭が良くてダンスの上手な、目立つ子でしたよね。

せっかく元の学校では超優等生で先生たちにも目を掛けられていたので、
最終学年で転校、というのはもったいないかな、とも思っていたんですが、
さすがはジョリーナ!行った先の学校でもしっかり友達を作り、先生にも目を掛けられて、
転校生には異例の「ダンサー・オブ・ザ・イヤー」として表彰されての卒業となりました。おめでとう!

フィリピンの卒業式には、「卒業生がかけている首飾りをひとつ、保護者の首にかけて感謝の意を示す」
というセレモニーがあります。
当然、みんな一緒に出席している親のところに行って首飾りを渡すんですが、
なんとジョリーナは、現在の保護者であるおばさんと相談してから、私のところに来て、私の首にかけてくれたんです!

後で聞いたら、
「おばさん、ごめんね、この1年間私を育ててくれたことは本当に感謝してるけど、
この首飾りは、あっちで写真を撮ってるコヤシンに渡してもいい?」
なんて言っていたそうです。ああ、書いている途中で泣けてきました。
ジョリーナも6月から中学生。HOJは卒業しましたが、今後もずっと成長を見守っていきたいと思います。
みなさんも一緒に見守ってくださいね!
こんばんは、あつしです。
今日は小学校の卒業式がありました。HOJからはロウィーとジョリーナの兄弟が無事卒業しました。
まずは今日のロウィーとジョリーナの卒業式の様子や、エミリーのダンスの動画をあやかさんが編集してくれたので是非ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=LlcCWAQ9JjY&feature=youtu.be
ロウィーとジョリーナのお母さんがバガンガという遠い町から3時間もかけて、この日のために息子と娘の成長を見に来られました。
家庭の経済状況や、学業に対する意欲、出席日数や落第制度など、その他もたくさんの要因があると思われますが、義務教育のないこのフィリピンという国では、学校を卒業するということはそれほど容易なことではなく、そもそも学校に通わなかったり、途中で学校を辞めてしまったりする子どもがたくさんいます。HOJのあるこの田舎の地域では100人中、およそ60人が小学校を卒業できるというデータがあります。(中学校を卒業できるのは100人中、わずか20人ほどしかいません。)そんな環境でも頑張って学校に通い、小学校を卒業できた彼らは、とてもすばらしいことだと思います。
さて、フィリピンの卒業式は1年生から5年生の在校生は出席せず、卒業のできる6年生とその保護者のみで行われます。日本と同じようにフィリピンの国歌や校長先生のお話などがありますが、とにかくお偉い方々や先生方の話が長いです。その点は日本と同じかもしれないですね。笑
先生方の話ばかりではありません。大きなイベントとして表彰式があります。成績が優秀といった表彰から、何かを頑張ったで賞のような小さい賞もたくさんあり、表彰が多い生徒は10個以上も表彰がありました。ロウィーは宗教科目の表彰と、みんなと協力できたで賞を受賞していました。
午前は卒業式だけですが、午後からは1年生から5年生の在校生だけで行う終了式があります。フィリピンの終了式はダンスや歌などの出し物を挟みながら、先ほどと同様の表彰式があります。
エミリーはダンスの出し物を披露した他、朗読が上手で賞、責任感があるで賞を受賞していました。また、ジャンレは時間を守ったで賞を受賞していました。
ロウィーとジョリーナは来年度から中学校に通って勉学に励むと意気込んでいます。スタッフ一同、引き続き彼らの成長を見守っていきたいと思います。