昨日は聖金曜日だったからかネットがつながらず、ブログが更新できませんでした。
聖金曜日は、四六時中明るいフィリピンという国が、唯一人しく、静かにおとなしく過ごす日なんです。
キリストの処刑をみんなで偲ぶ日、というわけで、ほとんどの店が休みになり、バスやジープも走っていません。
なのでHOJの敷地内でのんびりと過ごすことにしました。
じっとしていられないバドンも、ヨシさんが遊んでくれるので大満足です!
また、この日は「肉を食べない」という文化が世界的にカトリック教徒の間で広まっているんですが、
フィリピンの田舎では、「ごはんも食べずに代わりにビニグニットを食べる」という習慣があります。
ビニグニットというのはココナッツミルクで豆や芋やバナナを似た、フィリピン版ぜんざいのようなもの。
お、さすがはお兄ちゃん、バドンがアルジェに食べさせてあげています。
…と思ったら自分で食べました。(笑)
アルジェの「マジで?」という顔がたまりませんね。
そんな聖週間ですが、日本社会事業大学の学生たちが来てくれました。
4年前から毎年来てくれている佐々木先生が、今年も来てくれたんです。
今日は海や川に遊びに行くのは控えましょう、ということで、来て早々ホウキ作りをしてくれることに。
半日で9本もホウキを作ってくれました。ありがとうございます!
ホウキ作りで余った葉っぱの山でちびっ子たちが大喜び!
わらの山のようにふかふかなので、上で飛び跳ねて転げまわっても痛くないのでやりたい放題です!
土曜日も、海などには行かず、HOJの敷地内で学生とこどもたちでたっぷり遊んでもらう予定です。
本当は静かに過ごさなきゃいけない日なんですけど、神様もこどもたちの笑顔を見ればきっと許してくれるでしょう!
滞在中のヨシさんとアシピーさんが、隣町ルポンに買い物に行きたい、と言い出したんですが、
明日からダバオに来るビジターを迎えに行くのに使うので、車で行くわけにはいきません。
しかもフィリピンは今日から「ホーリーウィーク」。
キリストの復活を祝う国民の休日で、公共交通機関などがあまり機能していないんです。
じゃあどうしようか?と考えて…自転車で行くことにしました!(笑)
HOJに3台ある自転車と、スタッフのフィデルさんの自転車を借りて来て、4台での旅の始まりです!
(こどもは危ないので連れてってません、ご心配なく!)
炎天下の中、1時間以上、行けども行けども風景の変わらない一本道を走り続け、
無事に買い出しに成功したようです。途中の川で思わず水浴びしちゃうくらい楽しかったみたいですね。
次は私も一緒に行きたいです。
HOJに戻って来て、疲れ果てているかと思いきや、ヨシさんはすぐにこどもたちとバスケ。
いやー、本当にありがとうございます!
アシピーさんはこどもたちの絵本タイムに付き合ってくれました。
言葉が通じるとかはあんまり関係なくて、一緒に絵を見て、顔を見合わせて、
何か気持ちを共有できれば、こどもは十分「読んでもらった」って感じるんですよね。
ちなみに、今日はジャンレがアルジェに絵本を読んでやっていました。
去年の4月にHOJにやってきて、6月から初めて学校に通いはじめたジャンレが、
1年後にちゃんと字が読めるようになって、小さい子に絵本を読んでやっている。
いろいろと問題点もたくさんあるHOJですが、この一点だけでも、
ああ、HOJを続けていくことには絶対価値があるんだなあ、と思います。
これからもがんばります!
去年の9月に来てくれていたヨシさんと、アシピーさんが「近いうちにまた来ます!」という言葉通り、
本当にまた来てくれました!
明後日からは学生の団体が来て大忙しなので、さっそく今日は気心の知れたメンバーでティナイタイへ!
今日はカテリンとジョアンも一緒に連れて行ったんですが、
二人ともそんなに潜れたっけ?っていうくらい深い方まで自在に泳ぎに行っていてびっくりしました。
最近、ティナイタイの魚の数がものすごいです。近づいてもあまり逃げないので映像にも録りやすいです。
魚たちに囲まれて楽しむカテリンとジョアンの姿をぜひお楽しみください!
HOJに戻ってきたら、さっそくこどもたちと遊ぶヨシさん。ものすごい体力です。
幼い頃に大人に裏切られた経験を持つHOJのこどもたちは、大人の約束にとても敏感です。
ですから、「また来るね!」という約束を守ってくれる人たちのことを本当に大好きになりますし、
そういう出会いの積み重ねが、こどもたちの世界への信頼の回復につながると私は思います。
こどもたちに「また来るね」って言っちゃったみなさん!(笑)
どんなに先になってもいいですから、いつかまた本当に遊びに来てくださいね!