先日の双子に引き続き、HOJの古株、インダイがHOJを巣立っていくことになりました!
2000年に入ってきた時はまだ2歳。
足が悪くて、まっすぐ歩くこともできなかったインダイですが、
HOJでのリハビリの成果で、1年後には元気に走り回れるようになっていました。
途中、お父さんの経済状態が安定したタイミングで何度か実家に帰りましたが、
やっぱり大変、ということで、HOJに戻ってきたインダイ。
もともとアレルギー体質な上に去年は大きな病気にもかかり、入院したりもしました。
きっとすごくつらい思いをかかえていたに違いないのに、
いつも笑顔で、機嫌よく、ひょうきんな子でした。
毎日そうじを真っ先に始めるのも、インダイでした。年下の子のめんどうをみている姿が印象的です。
今回、特筆すべきは、HOJを出れるきっかけとなったのが、兄、ジョネルの就職だということです。
「安定した収入があるから、妹の面倒は僕がみるよ、一緒に家族で暮らすんだ」
というジョネルの言葉には、スタッフ一同、本当に感動させられました。
インダイを実家に送っていくと、日雇いで働いているお父さんと、
近所のお店で下働きをしている兄のダーウィンが出迎えてくれました。
今回の卒業の立役者であるジョネルは、今日も工場で働いている、とのこと。
正直言って、ジョネルはまだ働き始めたばかりで、
給料だって安定しているとはいえ、格別いいわけではありません。
10代の男の子ですから、欲しいものはいくらでもあるでしょう。
携帯、カメラ、ゲーム機、自転車、バイク、服、酒、恋人…。
それが、給料が入ったから妹を呼びよせる、なんて、もう…なんと言うか…感無量です。
ジョネル、ダーウィン、インダイの3兄弟が、幸せに暮らせることを心から祈りたいと思います。
インダイ、本当によかったね、おめでとう!!