ジェイエムを連れてダバオのマンゴー加工工場、ナカシンさんへ。
就職試験と面接のためです。
こちらの工場ではたくさんの卒業生が働かせてもらっていて、
ジョネルとウィリアムは10年選手です。
立派に働いている先輩の姿、ジェイエムにはちょうどいい目標になりますね。
「ダバオで急に一人暮らしは大変だろ?とりあえずウチに住みな。
仕事に慣れて、自分の稼ぎで暮らせる自信がつくまでいていいぜ」と、
先輩のウィリアムから漢気あふれる提案があり、それに甘えることに。
いやー、これは安心感がありますね。
お土産に、ナカシンさんで作っているマンゴープリンもいただきました。
ナカシンさん、ありがとうございます!
面接の結果は…見事合格!いやー、ジェイエム、就職おめでとう!
というわけで、これからジェイエムのダバオ生活が始まります。
まずは仕事と生活に慣れることですが、ウィリアムがそばにいれば大丈夫でしょう。
ジェイエム、がんばれよ!
今日のウラワビーチは荒れ模様だった上に、みんな連日の疲れもあってか
「海だー!」と飛び込む感じにはならず、浜辺でのんびりおしゃべりして過ごしました。
「コヤシン、恐竜って本当にいたの?」なんて質問から、化石の話、進化の話、
地殻変動の話、大陸移動説の話など、砂浜を黒板にレクチャーしましたよ。
テーブルの上で寝ちゃうイージェイ。ごめんな、ちょっと君には話が難しかったか。(笑)
そんな感じでのんびり過ごしていたら、やはり体力が余っているのか、
木にかけてあるロープにぶらさがって筋トレしはじめました。
この姿勢で何秒持ちこたえられるかチャレンジ!リッキーBは12秒。
私は腹筋の問題より、ロープをつかむ手が痛くて10秒が限界でした。
アルチーが余裕の20秒!体勢もまっすぐでとても美しいです。
もういい歳になってきてるはずですが、まだまだ若いモンには負けんぞ!ってところでしょうか。
長さではアルチーに勝てなかったので、ジャンジャンが「僕なら片手でもできるよ!」と筋肉自慢。
おお、これは確かにすごいぞ!
もうすぐ就職でマニラに旅立つリッキーB、お母さんを亡くしたばかりのジャンジャン。
いろいろな思いがあるでしょうが、こんなふうに、他愛のない日常を、大事にしていきたいと思います。
この日のうちにジャンジャンの兄弟をHOJに連れて帰ることはできないと分かったので、
これ以上待ってもしょうがない、と、今日のところはHOJに戻ることにしました。
思った以上に早く帰ることになったので、「帰りにどこか寄ろうか?」と言ったら
ジャンジャンが「3年前にみんなで行った湖があるんでしょ?そこに行きたい」と言い出しました。
おお、行くか!
ということでやってきたのが、こちら。バガンガという町にあるレイク・カロリーナです。
めちゃくちゃキレイな水で遊べて、入場料はたったの30ペソ!贅沢すぎる!
前回はジャンジャンを里帰りで送った帰りにみんなでここに寄ったので、
当のジャンジャンはここに来たことなかったんですよ。
話にだけ聞いて、ずっとうらやましいと思っていたんですね。さあ、存分に泳ぐがいい!
数時間前に母の死を知り、お墓参りをした直後なので、日本のみなさんからすると
「そのタイミングで遊びに行くのってどうなの?」と違和感があるかもしれませんが、
フィリピンではお通夜や葬式の席などでも、つとめて明るく楽しく振舞う文化があるんです。
当のジャンジャンが「今は楽しみたい」と思っているなら、存分に一緒に楽しむのが、流儀なんです。
チムレイも、アイビーさんも、サユキさんも、私も、そして何よりジャンジャンも、
「今は楽しみたい」という思いを大切にして、湖で存分に遊びました。ぜひ動画もご覧ください!
一緒に住んでいる私たちにできることは、そばにいて、一緒に笑ったり、一緒に泣いたりすることです。
そして何より、ジャンジャンが天国にいるお母さんに「弟たちは僕が一緒にいるから大丈夫だよ」と
胸を張って言えるように、はやく弟たちを引き取れるように努力していきたいと思います。