ボランティアスタッフのハルカです!
フィリピンでは11月が「National children’s month」とされていて、29日にクリスマス会の催しが開かれました。
車で2時間弱のタグムという地域で、3つの児童養護施設が一堂に会しました。
イベントの初っ端のオープニングソング担当がハウスオブジョイということで
遅れて会場に到着して、長時間移動の後すぐに舞台に上がって歌うことになり心の準備ができていなかったのか、表情がカチコチでした…
そんな始まりでしたが、小休憩では色んなお菓子やアイスクリームがありました。
目の色を変えて一目散に飛びつき、そこには遠慮というものはありません。いつも通りを完全に取り戻した様子でこちらも安心しました(笑)
余るほどたくさんのアイスクリームが用意されており、平気で1人10回くらいおかわりしていました。
あとでお腹壊しても知らないよ!
お昼ご飯も豪華で、ビバリーは朝ごはんを抜いて挑んでいました。
思春期男子にも負けない女子たちのお皿山盛り具合、食べっぷりがほんと最高です。
各児童養護施設それぞれダンスや歌などのパフォーマンスを披露しました。
ハウスオブジョイを特に引っ張ってくれたのはマイカ、ジェイエム、イージェイの3人です。
マイカは流暢な英語でハウスオブジョイを代表して挨拶をしたり、立派にスピーチをしたりしました。
ハウスオブジョイは歌のパフォーマンスを披露しましたが、そこで引っ張ってくれたのがイージェイです。この自信みなぎる立ち姿!とても凛々しくて誇らしいです。
歌の後にジェイエムが1人ステージに残り、キレキレのソロダンスが始まりました。余裕のスマイルで完璧なパフォーマンスでした。
午後はひたすら色んな種類のレクリエーションをしました。
7種類くらいありましたが、どれも大盛り上がりで施設の垣根を越えて交流が広がっていました。
休憩時間も仲良くなった友達とおしゃべりをしたり、バスケをしたり、飾りの風船で遊んだりと最後まで底なしの体力で楽しみ尽くしました!
今日はダバオに住んでいる日本の方々のグループ「あすなろ会」のみなさんがHOJに来てくれました。
遠路はるばる、ありがとうございました!
さすがは人生の先輩方、いろんな特技を持った方がいます。ダバオでも教えている空手の先生は
こどもたちに空手の初歩を教えてくれました。いやー、この光景、いいですね!
中段突きを内回しで受ける練習。ビバリーもダーウィンも興味津々でした。
そして、元プロの料理人!(しかも超有名どころのメインシェフ!)という方もいまして、
じっくり時間をかけて仕込んだカレーを持ってきてくれました。
鶏肉がホロホロ!市販のカレールーを溶かしただけの私のカレーとは大違いの複雑で上品な味!
最高すぎます!ありがとうございます!!
お腹一杯に食べた後は腹ごなしに海でいつものごとく海で遊んだんですが、
すっかりこどもたちは「空手」モード。こら、ケンカには使うなよ!(笑)
ところで、今日は本当なら私が作画している漫画「ボニファシオ」の公開予定日でした。
ですが残念なことに、掲載サイトの不具合で、公開は週明けまで持ち越しとなってしまいました…。
楽しみに待ってくれていたみなさん、すみません。表紙絵だけでご勘弁ください。
左が英語版、右が日本語版で、同時公開される予定です。
もうちょっとだけ待っていただければ幸いです!
きのうはジェイエム、ジェレミー、リッキーBの3人をダバオに連れて行きました。
この顔ぶれからも分かるかと思いますが、「就職活動」です。
HOJの卒業生に優先的に就職試験を受けさせてくれる会社が現れたので、まずはご挨拶に、と顔を出すことにしたんです。
そしたら、「なんか、採用担当の人と直接話せることになったので、もう、面接しちゃいましょう」
ということになり、急きょ、ショッピングモールのフードコートで面接の練習開始!
大丈夫か?と心配になりましたが、もともと英語も自己表出も上手いタイプのジェレミーはもちろん、
教会やサッカーチームで「大人」と接する機会が多い分、大人に可愛がられるコツが分かっているジェイエムが
私の予想以上にペラペラと英語で上手に話すので、お、コレはいけそうだぞ!と思いました。
ですが、この2人の調子のいい感じを見て「俺はあんなふうにはしゃべれない…」と
リッキーBが緊張モードに入ってしまいました。なんとか緊張をほぐそうと、モールを歩き回ったり、
エレベーターでおどけて見せたりしましたが、なかなかいつもの調子にならないリッキーB。大丈夫か…?
心配している中、高級ホテルのカフェで採用担当の方との面接開始!
こんなシチュエーションが初めてすぎて、緊張しまくる3人でしたが、担当の方が
とてもキレイな英語で、緊張をほぐす感じでジョークを入れながら話してくれたおかげで
ジェレミーとジェイエムはすぐにいつもの調子を取り戻し、ハウスオブジョイで育ったことの強みを
見事にアピールしていました。ですが写真を見ての通りリッキーBは…
これは厳しいか…?と思っていたんですが、リッキーB、自分の自己紹介の番になると、
朴訥な英語ではありますが、一生懸命に自分の出自を語りはじめました。お?なんとかなるか?
さらには、それぞれの自己紹介が終わった後にみんなで自由に質問し合う場面になった時に
「うちの会社、何年前にできたか知ってる?さっき私、一回だけ言ったと思うんだけど、覚えてる?」と、
採用担当の方がちょっと難しめの質問をしてきまして、うわあ、オマエラ、ちゃんと聞いてたか?
とドキドキしていたら、なんと!リッキーBが「…20年前」と答えたんです。なんだオマエ!
仏頂面で座ってるかと思ってたら、ちゃんと聞いてたのか!ナイス!やるじゃないか!
このあたりからリッキーBは調子をよくして、自分から質問をしたり、
「今日は会ってくれてありがとうございました」と率先して頭を下げたりと、好印象を積み重ね、
かなりの好感触で面接を終えることができました。
あー、自分の就職面接よりよっぽど疲れた!(やったことないですけど)
まあ、面接をパスできたかは分かりませんが、3人とも、自分の良さをちゃんと出せたので
悔いのない挑戦ができたと思います。慣れない場面でがんばった3人、褒めてやろうと思います。