今日はこどもたちが学校に行っている間、ひたすら焦がした竹をヤスリで磨いてました。
好きな映画を再生して音だけ聞きながら、延々と竹を磨くこの時間が、私の至福の時です。
竹の粉で顔も身体も真っ黒に汚れるんですが、こういう時に限って急な来客があるんですよね。(笑)
警察の方が「今月、日本人ビジターさんたち多かったけど、治安の面で評判どうだった?」と聞きに来て、
こんな顔した私が応対したのでビックリしてました。(笑)
作業が一段落したところで水浴びしたら、ちょうどイージェイが戻ってきて、「手伝う!」と言って
私のヒゲの白髪を抜いてくれました。イージェイ、ちゃんと白いのだけ選んで抜くんだぞ!
昼休みにはジャンデルが興味津々でやってきて、竹筒でリズムを刻みだしたので、即興で合奏しました。
今回作ろうと思ってるのはこういう楽器じゃないんですが、めちゃくちゃいい音なので、
こういう楽器もまた別に作りたくなりますね。
こどもたちも、私が竹を磨いてる日はものすごく機嫌がいい、ということを理解していて、
「サッカーシューズがきつくなってきたから新しいのを買ってほしい」とか
「ボクの謹慎処分っていつまで?」とか、積極的に話しかけてきます。
オマエラ、私のことをどれだけ単純だと思ってるんだ?!(笑)
さて、ビジターさんたちもみんな帰り、日本に行くまでまだ時間があるので
今がチャンス!と今日は竹を取りに行きました。相変わらず、ミンダナオ島は竹の宝庫です!
竹と言っても種類がありまして、私が普段竹サックスに使っているのは、細くて薄くて節の長い「バガカイ」という種類。
竹琴に使っているのは、太くて肉厚で頑丈な「カワヤン」という種類です。
写真左がカワヤン、右がバガカイです。外見は同じ太さでも、内径はこんなに違うんですよ。
ちなみにこの写真のバガカイは「バガカイってこんなに太くなるの?」と現地の人が驚くほどの太さに成長しています。
たいてい、この太さになる前に虫に食われたり、枯れて腐ったり、誰かに切られて使われちゃうんですよ。
どうしても「太いバガカイ」が必要だったので、長年かけてここまで育てました。さあ、楽器作るぞー!
と、大喜びで竹を切っていると、保育園からイージェイが帰ってきました。
昨日の病院での検診で「もう傷はふさがってるから、包帯はいらないね」とお医者さんに言われて久々の顔見せです。
こうして見ると、本当に目のすぐそばだったんですね。大事なくて良かったです!
竹を切って洗って、太さ順に並べて楽器製作の作戦立案中。
これをこう使って、こっちをああ使って…と、この思考実験中がある意味一番楽しい時間です。
さて、どんな楽器ができるか、みなさんお楽しみに!
日曜の昼はダバオで教育事業や里親支援などを行っている方々がHOJまで足を延ばしてくれました。
「おみやげ何がいいですか?」と聞かれたので、「ボールとバドミントンのシャトル!」とお願いしたら
たくさんのボールを持ってきてくれました。ありがとうございです!
滞在中の大学生たちとさっそくボール遊び。
泥棒除けに棘のついた花をフェンスに這わせて植えているので、こうやって遊んでいるとしょっちゅうパンクしちゃうんです。
タイヤや浮き輪の修理の要領でパンクしたボールも何度も修復を試みてはいるんですが、やはり長持ちしないんですよね。
今日はボールより先にこどもたちが疲れた様子。珍しい!(笑)
倒れ込んだジャンジャンに「大丈夫かー?!」とチムレイが心臓マッサージごっこをしています。
この1分後に復活してまた遊んでましたよ。(笑)
滞在してくれていた学生たちも今朝出発し、HOJはまた静かになりました。
来月は日本に行くので、それに向けて、しっかり準備したいと思います。あれ、パスポートどこやったっけ?