双子のエリックとエッゼルが、親戚の家で暮らせることになりました!
親戚の何人かが海外に出稼ぎに行って、収入が安定したので、
2人を引きとりたいと言ってきたんです。
2008年にお兄ちゃんと3人でHOJに入って来たエリックとエッゼル。
入って来た日は本当に1日中泣いていて、この子たち、大丈夫なの?と心配になりました。
この写真はボールを貸してもらってようやく泣きやんだところ。
今のアビゲルより2人とも小さかったんですね…。
それから2人は学校に通うようになり、みんなと仲良くなって、すくすく成長してきました。
仲の良い双子も、大きくなるにつれて少しずつそれぞれの道を進みだす…
のかと思ったら全然そんなこともなく、本当にいつも2人は一緒でした。
竹音楽隊でも2人で一緒に竹の口琴「クビン」を担当。
なにげに2人とも上手で、バンドのムードメーカーとしても大活躍してくれました。
実は私がスタッフになって、最初にHOJに入って来たのが、この双子です。
本当に成長をずっとそばで眺めてきたので、お別れは本当に寂しいですが、
やっぱり親族と暮らせることに勝るものはありません。
マティのおばさんの家まで連れていくと、いとこの3人姉妹がお出迎え。
うちには犬も猫もいるんだよ!楽しいよ!一緒に暮らそうね!と大喜びでした。
おばさんも「うちはこどもがみんな女の子だから、男の子が来てくれて嬉しいよ」とのこと。
この子たちをここまで愛して育ててくれて、本当にありがとう、とおばさんに言われた時、
不意に涙がこみあげてきました。何か、報われたような気持ちがしたんです。
でも成長したとはいえ、2人ともまだまだこどもです。
これからティーンエイジャーになり、難しい時期を迎えますし、
その後は社会に出ていかなくてはなりません。
育てるのはまさにここからが正念場です。
おばさん、本当にこの2人をよろしくお願いします!
エリック、これからは叱られても家出しちゃだめだぞ!
エッゼル、うまくいかないことがあっても、拗ねるのは1日までにしておけよ!
そして2人とも、いつでも遊びにおいで!
最後に、これまでずっと2人の成長を見守ってくれたみなさんに感謝いたします。
おかげで、2人は5歳~10歳という、人間形成の本当に重要な時期を、
飢えることなく、凍えることなく、仲間たちに囲まれて、学校に通って、過ごすことができました。
これからも、HOJにいる子たち、新たに入ってくる子たちを、
一緒に見守り続けてください。よろしくお願いします!