• 06
    22
    レオがサキさんを怖がる理由とは?

    夏休みの間、ずっとサキさんにべったりと甘えていたレオ。
    OLYMPUS DIGITAL CAMERA
    そのレオが、ここ数日、急にサキさんに近寄らなくなりました
    何かいたずらでもして叱られたのかと思ったら、そういうわけでもないようです。

    なんだろう?と理由を聞いてみたら、「アテサキのことが怖いんだ」と言います。
    ええ?全然怖くないじゃん?俺の方が1000倍くらい怖いだろ?(笑)

    気になったので、なんで怖いのか理由を聞いてみたら、あまりにも予想外で、笑ってしまいました。
    「夢の中でね。アテサキがオバケになってね、ボクを食べようと追いかけてきたんだ」
    なんだそりゃ。(笑)
    サキさんにしてみれば完全なとばっちりです。

    フィリピンの田舎では、まだ結構真剣におばけが信じられています。
    山に住む巨人カプレ、海に住む半魚人ショコイ、森にすむ悪戯好きな小人ドゥウェンディ、
    頭が馬で体が人間の化け物ティグバラン、普段は人間に化けている蝙蝠女ワックワック…。
    (画像はネットで見つけたものです)
    06
    サキさんはレオの夢の中で、どうやらこの「ワックワック」にされてしまったようです。(笑)
    うーん。早く誤解が解けるといいですね。
    (ワックワックの画像はかなり怖いものばかりだったので、わざと一番怖くないのを載せておきます)
    02
    他にもこどもたちは「シスターハウスでこどもの幽霊を見た」とか「マミーズハウスにはコヤシンがいないときでも人影がある」とか、
    怖い夢を見て寝れなくなったから一緒にいてくれ」とか、けっこうリアルにオバケを怖がっているようです。

    こどもたちだけでなく、大人たちも習慣的になのか、真剣になのか、結構オバケを怖がっていて、
    「木に向かって立小便をするときは妖精を怒らせないようにタビ・タビと呪文を唱えろ」とか、
    「山で道に迷ったときはカプレの仕業だ、抜け出すためには着ている服を裏返しに着ろ」とか、
    何かくさいなあと思ったら、「妊婦の胎児がワックワックに食べられないように、一晩中古タイヤの切れ端をもやしている」とか
    オバケが生活の中にちゃんと根付いていることを感じます。

    このくらいのほうが、自然へのリスペクトが生まれて、乱開発とかがされなくてちょうどいいのかもしれませんね。
    個人的にはこういう民俗的な話は大好きなので、少しずつネタをためていきたいと思います。


    JOIN TO JOY会員募集中!登録はこちらから!

    HOJも大助かり!お買い物は便利なアマゾンで!


    『歓びの家(House of Joy)を支える会』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~