去年HOJでつくった竹音楽隊のDVD。
山から竹を取ってくるところからはじめて、楽器を作り、練習し、プロを日本から招いて録音し、
自分たちで衣装まで作って、撮影して完成させました。
おかげさまでDVDはほぼ完売したので、黒字になったぶんで、HOJの卒業生の就学支援もできています。
さて、このプロジェクトを見た人から、ちょっと面白い角度からのプロジェクトのオファーを受けました。
「その衣装、自分たちで作ったんですよね?ひょっとしてHOJで服とかカバンとか作るのって可能ですか?
着物やジーンズなどの古布のパッチワークで作る製品が、日本で売れるかもしれません!」
以来、アイダさんが中心となって、洋裁のプロジェクトがゆっくりと進んでいます。
カバン、枕カバーなど、おお、確かにこれは売れるかも!というクオリティのものができるようになってきました。
そして今回、「バッグにこどもたちの絵を描いたものも商品化できるか試してみましょう!」ということで、
サンプルに10個のトートバッグを送ってもらいました。さっそくこどもたちが絵を描きます。
乾けば洗濯しても落ちなくなるという専用のペンで、下書きもなしにグイグイと描いていくこどもたち。
いやー、ふだんからよく絵を描かせているせいか、みんな筆に迷いがありません。
完成してみたらびっくり!ジョリーナがうますぎです!何も見ずにこのしっかりした線に、配色のセンス。只者ではありません。
ジュリアンのも抑制のきいた、それでいて明るい素敵なデザインです。
ジェレミーの絵もなんとも平和でのどかでいいですね。
よく見ると猫が二匹いて、花に混じってひとつだけオクラが植えてあるあたりが私のツボを押しまくりです。(笑)
ズラリと並べるとこんな感じです。いかにも「南国のこどもたちが描きました!」って感じがしますよね。
まだこれはサンプルの段階なので、いつ本格的に販売になるかは未定ですが、
この調子で、寄付だけに頼らない、こどもたちも楽しく参加できるかたちでの収益プロジェクトを
立ち上げていきたいと思います。みなさん、今後もお楽しみに!