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    ヤシの花の液から作るお酒「トゥバ」

    HOJの暮らしにヤシの木は欠かせません。
    幹は建材として、枝は薪として、葉はホウキ、果肉は料理に、実の殻は炭に、実の繊維は肥料に…
    と、本当に捨てるところなしです。
    それぞれの部位に名前がついていることで、ヤシがいかにフィリピン文化に欠かせないかが分かりますね。
    yashi
    さて、今日はちょっと大人向けのお話。そう、ヤシで作れるお酒「トゥバを紹介しましょう。

    ヤシの木にだってが咲くわけですが、そのつぼみのようなものを束ねて紐で縛り、
    切断するとその断面から白っぽい汁が出てきます。樹液、というか花液、ですね。
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    これにすっぽりと収まるサイズの竹筒をかぶせておけば、この液が竹の中に溜まります。
    そして、なんと竹にくっついていると思われる何かの微生物が、この液を発酵させるんです。
    天然の酵母ですね。
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    一晩しかけておくと、朝には竹筒に200~300mlくらいの液がたまり、自然発酵してお酒になっているのです!

    これを、ヤシの実の皮で濾せば、添加物一切なしの、天然ヤシ酒の完成です!
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    町中で売られているものは、トンゴッグという木の皮を入れてさらに発酵させて、赤っぽくなっているんですが、
    私は白いままのもののほうがフルーティーでクセがなく、美味しいと思います。

    ちなみに、飲んでいる間もどんどん発酵が進んでいくので、早く飲まないと酢になります。(笑)

    アルコール度数は4~5%くらいですが、ほぼ無料で手に入り、早く飲まないと酢になることもあって、
    みんな結構なペースでグビグビと飲むので、結構午前中からこれで酔っ払っている人もよく見かけます。
    まあ、夜に漁に出て、朝戻ってきた漁師さんとかがそうやって飲んでいるぶんには微笑ましいですよね。
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    HOJは、平日の昼間はビジターさんにも飲酒は控えていただくようにしているんですが、
    休日海に遊びに行ったときなどに、ぜひみなさんもお試しください!日本では絶対に飲めない味ですよ!


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