ジープデザインを決めるプロジェクトが大詰めを迎えています。
最初のデザインの中から、特に人気の高かったものを参考にして、
それらを分析して、よりよいデザインをまた考えよう!ということにしました。
大きい子たちが集まって「やっぱり基本色は緑か青がいいみたいね」
「人気の高かった模様は少しずつでも入れたほうがいいよ」
「あんまりごちゃごちゃさせすぎないほうがいいのかも」
などと話し合って、またいくつかの案を出しました。こういう作業って本当に楽しいですね!
さて、大きい子たちが集まったので、前からやろうと思っていた「人生ゲーム」をついに出しました。
みなさんもこどもの頃に一度くらいはやったことがありませんか?
ルーレットを回して駒を進め、就学したり就職したり結婚したり出産したりしながら、
いろんなことの起きる人生を楽しみながらやるすごろくなんですが、
「人生ゲームって案外、人生設計のことを考えるためのいい教育ツールなんじゃないか?」
とずいぶん前に私が思いついたときから、いつかやろう、いつかやろうとずっと思ってたんです。
こどもたちには大好評!小さい子にはお金の計算がちょっと追いつかずに難しいところがありそうですが、
10歳以上なら十分一緒に楽しめそうです。逆に言えば計算の練習になるとも言えます。
ちなみに今回の優勝は、「タレント」から「ゲームデザイナー」に転職したカテリンでした。とても嬉しそうです!
ただ、「お金がいっぱいある人が勝ち」というのは、「人生ってそういうものかなー」という気がしますし、
なれる職種や人生で起きるイベントがアメリカっぽすぎて、あまりフィリピンのこどもにはピンと来ないものばかりです。
というわけで、こどもたちと一緒に「フィリピンの田舎バージョン」を作ったら面白いんじゃないかな、と思っています。
なれる職業が漁師だったり、バイクの運転手とかだけど、大学に行けば教師や警察官になれたり、
起きるイベントが「闘鶏で優勝!」とか「マンゴーが大豊作!」だったり、こどもがバンバン生まれたり。(笑)
こどもたちが自分たちが生きていく世界のことを疑似体験して、やっぱり大学には行かなきゃなー、とか、
こどもが多すぎるとやっぱり大変だけど、でも幸せではあるよなー、とか、そんなことを考えられたらすごく面白いですし、
日本からのビジターが一緒に遊べば、フィリピンの田舎の人生とはどういうものなのかを、
遊びながら感じることができる、素晴らしいツールにもなります。
というわけで、これからちょくちょくコレでみんなと遊びながら、
「人生ゲーム・フィリピン田舎版」を作ろうと思います。みなさんご期待ください!