「フィリピン田舎版人生ゲーム」を作るべく、まずはこどもたちと何度もふつうの人生ゲームで遊んでいます。
みんなだいぶルールが分かってきたようで、そろそろ「ルールを改変したほうが面白いんじゃないか?」という
メタ的な視点に立てる感じになってきたように思います。
ジョリーナが車に乗りきれないくらいにこどもが産まれて「ねえ、これって私の勝ちでしょ?」と言っていたので、
まさにその時が来た!という感じです。
Facebookでもこの話をしたら、たくさんの方から「こんなのも面白いんじゃないか?」とアイディアが寄せられて、
なるほど、と思うものがたくさんで、とても参考になります。
・勝ち負けがお金だけで決まるのではなく、こどもの数や、幸せ度や、長生きできるか、天国に行けるかなどでも決まる。
・その勝ち負けの条件を、ゲームをするたびに変えられる。(今回は幸せ度、今回はお金、などのように)
・ゲームの途中でその勝利条件がひっくり返るような「大転換」があると面白いかも?
・スタート時点に持っているお金の額がルーレットなどで決まるとフィリピンの経済格差のリアルさが出るかも
・職業カードの中に「無職」はフィリピンの田舎なら絶対必要!
・職業ごとに給料の額と「家族と一緒にいられる時間」みたいな値があって、それが勝利条件に関わってきたりもする
(たとえば海外への出稼ぎは給料は多いけど家族の時間はすごく減る)
どうですか?面白そうでしょう?
でも、これらをすべて上手に盛り込んで、バランスのいいゲームを作るのって、ものすごく難しいですね。
ゲームのデザイナーというのはものすごく頭がいいんだろうな、と思います。
1人ではそこまでできそうもないので、たくさんの人のアイディアや協力を得て、いいものを作りたいと思います。
同時に、お金の計算とかができないちびっ子たちでも楽しめる「簡易版」の開発も考えています。
こどもたちはもう、ただただルーレットを回して自分の駒を進めるだけで、すごく楽しいんですよ。
お兄ちゃん、お姉ちゃんたちと同じゲームをやっている!という感じもきっと嬉しいんでしょうね。
まあ、この2人はこうやって遊んでいるだけでじゅうぶん楽しそうですが。(笑)
すごくいいものができたら、日本の教育現場で開発教育のツールとして使ってもらったり、
別の国のバージョンを作る活動を広げて行ったりもしたいですね。夢はふくらみます。
私の住んでいる地域のバージョンも作ってみたい!という方がいましたら、ぜひ名乗りを上げてください。
一緒にやったほうが絶対楽しいですからね!