前にバドンとエミリーがハングドラムをたたきながら自由に歌うという動画をアップしましたが、
あのときに、バドンの歌を聞いて「あれ?」と思いました。
そう、言葉がスムーズに出て来てるんですよ。
バドンは結構はげしい吃音です。焦れば焦るほど言葉が出なくなり、苦しそうにしています。
しょっちゅう怒られるのも、自分の思いを言葉で伝えられず、誤解を招くことが多いからでしょう。
でもこうやって歌いながらだと、まったくどもることがありません。
今日は三線を引きながら歌うバドンを3分くらいにわたって撮影してみましたが、
その間、一度もどもりませんでした。これ、吃音治療の世界では常識なんでしょうか?
その場で「きのうのウラワビーチの話」とか「猫の話」とかお題を与えてみたら、
思った以上に的確に、細かいことをよく覚えていて歌にしていました。
まだまだバドンの頭の中には語りたいけど表に出てきていない思いがたくさんありそうですね。
ちなみに親によると、私もこどもの頃は吃音だったそうです。
自分ではその記憶はありませんが、確かに時々幼稚園を抜けて「ことばのがっこう」というところに
連れていかれていた記憶はあります。
そこでどんな治療を受けたのかはまったく覚えていませんが、
今やすっかりおしゃべり男になったところをみると、よほど優秀な先生がいたんでしょう。
バドンもいい先生に出会えるといいですね。
とりあえず、楽器を持たせるとスムーズにしゃべれることが分かったので、
次は「ラップ」にも挑戦させてみようと思います!