こんにちは、アツシです。
以前チラッとブログの方で
【サンロケ小学校にSPEDクラス(特別支援学級)校舎建設の支援プロジェクト】
を開始しますよーと報告させていただきました。
そもそもなぜこのようなプロジェクトを始めたのかと言いますと
サンロケ小学校の校長先生から、ある相談を受けました。
それは「学習障害者のためにSPEDクラスを作りたい」
というものでした。(SPEDクラスというのは、Special Educationクラス。日本でいう特別支援学級のようなもの)
この小学校は障害者のための特別なカリキュラムがなく、小学校6年生になっても満足に読み書きができないという子どももいます。
そのような状況ということで、フィリピンの教育省からはこの地域にSPEDクラスを作った方がいいですよ。と推奨されています。
しかし、その教育省から新しい校舎を建てる費用をくれるわけでも、専門の教員を派遣してくれるわけでもなく、そこは自分たちでどうにかしてくださいね。と、なんともいい加減なのです。
実績や結果があれば教育省から建設費用などの補助金がいくらか出ることもあるとのことですが、結果もなにも、そもそも校舎を建てれないので結果を出せないというおかしな矛盾が続いています。
そこで僕です。僕は日本で障害者福祉関係の仕事をしてきた経緯があり、フィリピンでは孤児院での教育関係の経験、この2つの経験を活かす時だと思いました。
このような報告させていただいたところ
Facebookや僕の知り合いの福祉施設、大学の関係者からたくさんのご支援をいただき
無事に校舎建設のための資金が集まり、プロジェクトを始められることとなりました。
先日は着工式を終え、いよいよ工事にとりかかりり、上手くいけば7月中旬に校舎完成予定ということです。
現在は学習障害者のためのクラスを建設し、まずは医師の診断書作成や、専門の教員の確保など、実績を出していくという段階からはじめます。
それから実績を出すことでフィリピン教育省から補助金を受けられるようになり、将来的には聴覚、視覚、知的など、様々な障害を持った子どもたちが安心して学習できる環境を整えるということを目標としています。
このハウスオブジョイにも、ちょっと多動だなとか、発達に遅れがありそう。なんて子どもも入ってくることもあります。そういった子どもたちにとっても安心できる環境を作っていきたいと思っています。