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    マニラ・トンド地区の子供たち

    こんにちは!ボランティアスタッフのケイジュです。今日はフィリピン全土で選挙が行われています!今はレイテ島にいるのですが、そこでも選挙は行われています。選挙の様子はまた今度!ということで、今日は僕がマニラにいたときのことをお伝えします!

     

    5月3日から6日の間で、マニラに行ってきました。マニラの目的は、ずばりNGO訪問です貧困格差が激しいフィリピンでは、多くのNGOが活動をしています。今回はそうしたNGOを訪問し、知見を深めることが目的でした。なんだかまじめに聞こえますが、しっかりと観光もしてきました!リサール公園とマニラオーシャンパークへ。リサール公園には、フィリピン独立の立役者ホセ・リサールの大きな銅像が建てられています。銅像の下には常に兵隊が銃を構えており、荘厳な雰囲気がこの公園にはありました。水族館であるマニラオーシャンパークはリサール公園から徒歩10分にありとても近かったのですが、ハウスオブジョイの近くにあるサンゴ礁でも魚見れるし…と迷いに迷っていきました。結果としては、アシカショーなど見れてふつーに楽しかったのでおススメです(笑)

    今回訪問したNGOはマニラ最貧困地区であるトンド地区にありました。かの有名なごみ山・スモーキーマウンテンがあった場所です。現在スモーキーマウンテンは閉鎖されており草木でおおわれていますが、その草木の下にはまだごみが埋まっています。スモーキーマウンテンで働いていたスカベンジャーも実態を変え、現在では午後6時から朝6時まで毎晩野菜などを運送の仕事をする子供たちのことを主に言います。NGO訪問午後に控えていたので、午前中はトンド地区を散策しました。「え!?治安は大丈夫なの?」と思った方もいるかもしれませんね。なぜならトンド地区を検索しても「治安 悪い」というような関連ワードが沢山出てくるので(笑)そのため僕も最初は不安だったのですが、どうしてもスタディツアーには申し込みたくなかったので、一人で行くことを決めました。

    街中は、いたって平和でした。訪れた時間帯が昼間だったということもあり、街は程よい活気であふれ、たくさんの子供たちが外で遊んでいました。トンド地区は人口密集度が高いことでも知られています。すこし小道に入ると、そこはまるで迷路のようになっていてあらゆるところに人が住んでいました。そしてそこにも多くの子供が・・・(笑)人口は密集しているのですが、家はコンクリートで電気やインターネットもあり、それなりに暮らしは充実しているようでした。ただ、内陸から川沿いの地域に向かっていけば行くほど、家庭環境は悪くなっていきました。しかしなぜか家庭環境がぼろくなっていけばいくほど住んでいる人たちが人懐っこくなっていきました(笑)

    そして、川に到着!川に沿って、トタンで作った家が立ち並んでいました。人々がどうして川に家を作るかというと、川に住居を建てるのはタダだからです。スモーキーマウンテンが閉鎖された際、政府のプロジェクトでアパートが何棟か建てられたのですが、そこに継続して住める人は限られており、継続して住めない人は橋の下や川沿いに家を建てたそうです。

    道を歩いていると、この日本人の顔立ちが珍しいらしく、沢山の大人や子供が話しかけてくれました。そこで出会ったおばあちゃんは、僕の顔立ちが死んだ旦那の若いころに似ているといってかなり気に入ってくれました(笑)

    いつまでも僕に興味津々でついてきてくれる子供たちに、町でやや無理に売りつけられたマンゴーをあげるととても喜んでくれました。

    川の流れがゆったりしているように、そこでの人々の暮らしもゆったりとしているようです。しかし、川は死んでいます。人が平気でおむつや生活物資などのごみを投げ入れるごみ捨て場になっていました。小学校中学年ほどの女の子が平気で外で裸の状態で水浴びをしていた光景も衝撃でした。

    正直においがきつかったので、お昼ご飯を食べて少しはやめにNGOを訪問しました。当NGOは「YOUNG FOCUS」という名で、その名の通り子供の教育支援をメインに貧困解決を目指して様々な活動を展開しています。そこではトンド地区での子供の現状を踏まえ、それに対してどのような取り組みをしているかなど様々なお話を聞くことができました。トンド地区の子供たちは、財政的・家庭的な理由で学校にいけない子供が多くいます。一日をしのぐために親は仕方なく子供たちを働かせるため、貧困のスパイラルから抜け出せない状態にあります。そこで、当NGOは教育こそが貧困解消の糸口になると信じて活動をしています。一番印象に残ったものですが、お話の中で子供をしっかり高校まで卒業させるためには「学ぶ」ことの楽しさを知ってもらうことだと話してくれました。そのためにいろんな楽しいイベントを開いて子供の好きなこと・得意なことを見つけるようにしているそうです。今回うかがったお話はしっかりと自分の中で消化して、ハウスオブジョイでの生活に生かしたいと思います。

     

     


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