12月末からHOJに戻ってきていたリッキーが、就職が決まってなんと、マニラに行くことになりました。
市長さんの旦那さんがマニラの病院で入院生活をしているんですが、その身の回りの世話係ということです。
烏山さんの介助をずっとやっていたリッキーにはうってつけの仕事です。リッキー、がんばれよ!
2011年に姉のカテリンと一緒にHOJにやってきたリッキーは、お手伝いはよくする子でしたが、
学校や集団行動が嫌いで、なかなかなじむのに時間がかかりました。
でも、自分より小さい子たちがHOJに入ってくると、途端にお兄さんっぷりを発揮しだし、
いつも自分が下になって遊んであげていました。
私の写真フォルダを「リッキー」で検索すると、リッキーが小さい子を乗せてあげている写真が続々と出てきました。
改めて、そういう子だったんだなあ、と感慨深いです。
3年前にやっと実のお父さんが見つかり、矢も楯もたまらずにHOJを出て行ってお父さんと暮らし始めたリッキーですが、
初対面のお父さんとの暮らしは、夢見ていたようなものとはかけ離れたものでした。
リッキーは仕事を点々とした上、やはり自分の家はここだ、とHOJに戻ってきて、烏山さんの介助をするようになりました。
烏山さんが亡くなってからまた仕事を点々としていたリッキーですが、本当にうってつけの仕事が見つかりました。
小さいこどもや、病気で弱っている人への優しい気持ちをもったリッキーなら、きっと活躍できるでしょう。
みなさん、リッキーの門出をお祝いください!