さて、気づけば5月になっているので、毎月恒例のコロナ感染状況レポートです。
まずはHOJのあるダバオオリエンタル地域のグラフをご覧ください。
4月にまた復活祭で人が集まる機会が多かったからかひと山ありましたが、
その後は感染が広がることもなく、感染者数は抑えられています。
ダバオ市とその周辺に視野を広げてみると、こんな感じです。
2月のデータと並べてみると、全体に落ち着いてきているのが分かると思います。
ただし、フィリピン全体を見ると、まだ楽観は禁物です。
マニラを中心に4月のはじめに感染が一気に広がったんですが、それがまだ収束したとは言えない状態です。
ダバオ地方はマニラからの渡航をかなり厳しく制限しており、
この波がミンダナオ島にも広がらないようにとがんばってますが、いかんせん「金とコネでなんとかなる」文化があるので、
やはり不安はぬぐい切れません。なるべく移動を避けて耐えしのぐしかないですね。
ダバオオリエンタルには中国製のシノバックというワクチンが届きまして、
これを医療従事者、行政の要職の人たち、エッセンシャルワーカー、高齢者と順番に打っていきます。
すでに医療従事者、行政の要職の人たちはは軒並み接種が終わり、今は警察官や配送業者が打っており、
その先にはなんと児童養護施設もリストアップされているそうで、
わりと早く私たちスタッフには順番が回ってくるかもしれないです。
シノバックは米製や欧製のものに比べて効果が低いとの指摘もありますが、
重症化リスクを7割抑える、というだけでもかなり心強いです。
この調子で行動を抑制して感染拡大を抑えつつ、ワクチンの普及を待ちたいと思います。