昨日の石をバケツリレーで運んでいるときに「もしこれが全部黄金だったら?」という妄想をして、
マイカが「私は市長になる!」と言ったのをきっかけに、
こどもたちに「もし市長になったら貧困対策に何をするか」を聞いてみました。
最初に市長になると言い出したマイカの答えは「お金を配る」!
なるほど、シンプルな政策ですね。どういう配り方にするかを聞いたら
「住民全員に、毎月ちょっとずつ配る」というので、これはベーシックインカム制度の導入ということですね。
「本当にそれをやろうとしてる国があるんだよ」と教えたら、
みんな血相変えて「どこそれ?引っ越す!」と大盛り上がりでした。(笑)
次に、ジャンジャンの貧困対策は「豚を10頭ずつ配る」!
お金を配ると悪いお父さんが酒とギャンブルで使いこんじゃうので、
各家庭に豚を配って育てさせる、というんです。
おお、実体験がこもってるからか、なかなか開発的な考え方するじゃないか!
でも、それを聞いたマイケルが「イェーイ、豚もらったら毎日丸焼きだ!」と言っていたので、
こういう住民だらけなことを考えると、豚配りも決定的な貧困対策にはならなそうです。(笑)
そしてランランの答えは「町に事業を興して雇用を創出する」と、優等生的模範解答。
さすが、ちゃんと勉強しているだけあります。
ただ、「具体的には何をするの?」と聞くと「えーと、だから、会社をつくって…」と困惑。
この田舎でしっかりみんなが稼げる事業を興すのは、実に大変なことなんです。
こういう「100万円あったら何がしたいか」「市長になったら何がしたいか」
「1回だけタイムマシンが使えるなら何がしたいか」などを話すと、
その子の価値観、世界観がみえてきます。
なにげない作業の中のおしゃべりから、こどもたちの見ている世界に寄り添っていきたいと思います。