7月に入りました。私たちの住む町およびその周辺の新型コロナの感染状況をレポートします。
HOJのある町サンイシドロを含むダバオオリエンタル地方は、第3波と呼べる感染拡大にみまわれています。
第1波は出稼ぎ組の帰郷、第2波はクリスマスと年末のパーティー三昧と原因が分かりやすかったですが、
今回に関しては特に目立った原因が見当たらないので、まあ、「油断」としか言いようがありません。
先日は近所でスタッフの友人に感染者が出て、濃厚接触者ということで当該スタッフも2週間の隔離中です。
とりあえずは無症状なのでご心配なく!
ダバオオリエンタルだけではなく、ミンダナオ島東部全体で感染拡大の傾向が見られます。
4月から5月にかけてマニラで感染が拡大していたので、その影響もあるのでしょう。
移動制限などが厳しく行われている「はず」なんですが、土地の有力者やその近親者には
実質いくらでも抜け道がある状態なので、まあ、こういう国で制限をきちんとやるのは相当に難しいのでしょう。
ただ、フィリピン全体で見れば感染拡大には歯止めがかかってきている状態です。
これは、ワクチン接種が早いペースとは言えないまでも、がんばって進んでいる成果と言えるでしょう。
「ワクチンを接種すると2年後にゾンビになる」なんていうバカみたいな都市伝説のせいで
接種したがらない人たちが、主に教育の行き届いていない層に一定数いますが、
例の名物大統領が「つべこべ言わずワクチン打て!打たない奴は隔離する。刑務所にな」などと
まったく法律を無視した発言したので、まさにそういう層の人たちには効果があるかもしれません。
感染の拡大を受け、ダバオオリエンタルには「MECQ:調整された強化コミュニティ隔離」という
去年の4月から5月、つまり一番規制が厳しかった頃と同じ規制が発令されました。
外出には許可証が必要、夜8時~朝5時の外出禁止、集会の禁止、酒の売買禁止、といった内容です。
週末に海に遊びに行くのも当分はまたお預けですが、去年を思い出して敷地内で楽しみたいと思います。
みなさんもお気をつけて!