ジャンデルに「コヤシン!チョウチョ出てきたよ1すごいよ!」と呼ばれました。
おお、あのサナギ、もう3週間たつので、死んじゃったかと思ってたら、うまく羽化できたか!
…って、えええ?デカいっ!っていうか、完っ全に蛾じゃないか、キミは。
これはもしや、と調べてみたら、やはり「ヨナグニサン」ですよ。
日本でも南の離島で見つかるそうですが、やはりミンダナオには普通にいるんですね。
羽根にある模様のうち、灰色っぽく見えている部分はなんと半透明で、
ビニール袋みたいに向こう側が透けて見えてるんですよ。
飛び立つとパタパタという音がするくらいの迫力で、その動きの雰囲気は蛾というよりコウモリです。
猫も完全にビビッてました。(笑)
私は実は蝶や蛾が苦手なので、こどもたちと一緒にすごいな!と言いながらも内心ビクビクしてたんですが、
こどもたちは大喜びで「ゴジラの仲間にそっくりなやつがいたよね!」と盛り上がってました。
ちなみにこういう大型の蛾の大半は、成虫になると口が退化し、食事をとることができなくなります。
つまり、幼虫時代にお腹にためた養分だけで、これから相手を探し、子孫を残さねばならないんです。
必然的に、その後は餓死することになるわけで、なんともすさまじい進化を遂げたものです。
Wiipediaによると成虫の寿命は約1週間。悔いのない時間を過ごして欲しいですね。