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    自分の罪を認めさせること

    ジープに釘で名前がイタズラ書きされる事件が発生。
    名前が書いてある上に筆跡的にもほぼ本人のイタズラで間違いないんですが、
    状況証拠で犯人と決めつけてはいけないので、本人に確認を取るも、
    かたくなに「ボクじゃない」と認めません。うーん、長期戦か…。

    HOJに来る子たちはここに来るまで、
    「機嫌次第でこどもを怒鳴ったり殴ったりする」ような大人にばかり囲まれていたケースが多いので、
    「自分が悪いことをしたから叱られている」という感覚が希薄だったりします。
    だからこそ、叱るときには一方的に叱って罰を与えるのではなく、自分の罪を認めさせることを大事にしています。

    「大した傷じゃないから、犯人が自分から謝りに来て、傷を消す手伝いをするなら、お咎め無しにする。
    でも、誰も謝りに来なかったら、それは『傷をつけた』だけじゃなくて『嘘をついた』ってことだ。
    そっちのほうが罪が重い。だから、もし今日中に誰も謝りに来なかったら、犯人が見つかるまで
    全員ボールもテレビもスマホもゲームも禁止、ってことにする。」

    こんなふうにお触れを出したところ、こどもたちの間で説得があったのでしょう。
    30分後に本人が謝りに来ました。ふう。これで心置きなく日本に行くまでの数日を楽しくこどもたちと過ごせるぞ。

    この手法、ほぼ犯人が誰か全員なんとなく分かってる状態でやるとなかなか効果的なのですが、
    気をつけなきゃいけないのは「本当に犯人が誰か見当もつかないとき」にやっちゃうと、
    立場の弱い子が人身御供になる可能性がある、ということ。これは気をつけなきゃいけません。
    まあ、小学生時代の私みたいなズル賢いやつがいたら、
    「いいよいいよ、謝るだけなら俺が罪かぶってやるから、みんな俺にコーラくらいおごれよ」みたいなこともやりそうですが、
    ウチには幸い、そういう子はいないので助かります。それとも私が気づいてないだけだったりして。(笑)

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