昨日のウラワビーチではとっても素敵なことがありました。
実は金曜の午後に福祉局から急に電話がありまして、
「家出少女を保護したんだけど、親呼んで会議できるのは週明けになりそうだから週末だけ預かって」
と言われ、1人の女の子がHOJで週末を過ごすことになったんです。
私とスタッフで笑顔で迎えたんですが、家出の原因などを聞いてもあまり口を開かず、表情は硬いままでした。
そして土曜日。この子を放っておかなかったのが、ジャンディーでした。
半ば強引に海に誘い、一緒に遊ぶ中で、ヒトデを見せると「キャッ!」とこの子が女の子らしい反応をしたらしく、
「これでいける!」と思ったジャンディーは、ヒトデを頭に載せて「ヒトデのプリンセスだよ!」と、おどけてみせたんです。
さらには、もう一匹ヒトデをひろって渡してあげて、おもむろに耳にあてると「トゥルルルルッ、もしもし?」。
おお!それは私がよくこどもとやってる「ヒトデ携帯電話ごっこ」じゃないか!
釣られてすぐに女の子もヒトデを耳に当て「はい、もしもし」と応答し、自分で大爆笑。ああ、素晴らしい。
…と思ってたら、ジャンディーが「うわー!コヤシンがヒトデに乗っ取られた!ヒトデゾンビだ!逃げろー!」
とか言うじゃないですか。なんだその無茶振り。(笑)そりゃもう、やるしかないでしょう。
行き場のない家出少女が笑ってくれるなら、このくらい何てことないですよ。(笑)
動画も編集したのでご覧ください。「ヒトデ携帯電話ごっこ」のシーンもばっちり写ってますよ!
笑顔をなくして入ってきた子が笑顔になる瞬間を見るのが、HOJを運営していて一番嬉しいことの1つです。
ジャンディーの行動も素晴らしいですし、ヒトデ、ってあたりが特に私のツボでもあります。(笑)
HOJに戻ってきて早々、うちの施設の「一番いいところ」を見れました。
これこそがハウスオブジョイ、「楽しい家」だと、心に刻んでいきたいと思います。