さあ、今年も「キャロリング」の季節がやってきました。
昔ヨーロッパで、修道女たちがクリスマスに聖歌を歌って村を回って寄付金を集めていた文化が、
巡り巡って現在のフィリピンで、「クリスマスソングの押し売り」という謎文化に発展しているんです。(笑)
たいていは大して練習もしていないこどもたちがワーワー騒ぐだけなんですが、
今年のHOJは、一味違います。なんてったって、コロナ中にたーっぷり楽器を練習していた
ジェレミー、ジャンジャン、ジャンデルの3人がいますからね!
そんなわけで近所を回ります。まずは明るいうちに、まだ開いているお店を襲撃。(笑)
行きつけの八百屋さんや魚屋さんで演奏を披露します。
いつもオクラを買いに来るこどもが、意外と楽器が弾ける、なんてのが分かって
店のおじさんも「お?坊主、すごいじゃないか!」といい反応でしたよ。
そしてなんといっても最強なのが「集金係」のイージェイです。この人選、あざとすぎる。(笑)
こどもたちの演奏の後、「メリークリスマース!」と言いながらイージェイが箱を持っていけば、
財布のひもも緩んで、思ってたより大きい額を入れちゃうんですよ、みんな。(笑)
1時間くらいかけて、近所の15件を回りました。HOJに戻ってきて集まった支援金を数えたら…
今年の収益は3324ペソ!「2年ぶりのクリスマス」でみんな浮かれていたいた去年のようにはいきませんでしたが、
この物価高の不況の中、かなりの額が集まりました。
これもHOJの活動が地元でしっかりと認知され、受け入れられている証拠ですね。とても嬉しいです。
動画も編集したのでぜひご覧ください。楽器隊がはりきりすぎて歌がちょっと弱めですが、
がんばってる楽器隊をぜひ見てやってください!
集まったお金はこどもたちの人数で割って、「里帰り」のお小遣いにします。みんな、よくがんばった!
さあ、クリスマスのお楽しみ企画はまだまだ続きます。明日の更新もお楽しみに!