少人数の時限定の遊びと言えば、なんと言っても「肝試し」!
普段にぎやかな場所ほど、閑散とすると、そのギャップで不気味な雰囲気が漂うんですよね。
夜の学校とか、遊園地とかがまさにそれなんですが、児童養護施設だってもちろんそうなんです。
懐中電灯と「おばけ探知機」アプリを入れたタブレットを持って、いざ、探検開始!
女子棟の2階は、普段は男の子たちは立ち入り禁止なので、暗い未知の場所ということでただでさえ怖いのに、
ゆるい蛇口から漏れる水音や、時々聞こえる謎のきしみ音がさらに恐怖を駆り立てます。
挙句に建付けが悪いせいか、ドアを開けると、勝手に閉まったりするので、
そのたびに「ギャーッ!」っと大騒ぎです。
「次はお前がドア開けろよ」「やだよ」「じゃあ探知機持って先行く役やるか?」「それもヤダ」
「じゃあドア開けろよ」「やだ」みたいにやりとりを延々繰り返してました。ああ、楽しい。
また、女子たちからの要望で、部屋の色を寒色系の白から、去年オレンジに塗り替えたんですが、
それが懐中電灯で照らすと、赤く見えるんですよ。これがまた、めちゃくちゃ不気味でして。
なんだこのホラー映画みたいなワンシーンは。(笑)
動画も撮ったので、2人のビビりっぷりとはしゃぎっぷりをぜひご覧ください!
BGMをつけていないので、ドアのきしむ音や、謎の環境音にも耳を澄ませて一緒に恐怖を体感してくださいね!
こうやって「怖い」ということをエンターテインメント化して大はしゃぎできるのは、
この子たちが普段のここでの暮らしに心から安心していることの証左だと思います。
毎年こうやって年末に「恐怖を楽しむ」ことができるように、来年も楽しい1年にしたいと思います。