ハウスオブジョイに来ている学生たちに「ホウキづくり」を体験してもらいました。
ヤシの枝を落とし、葉の芯の部分だけ削ぎ出して束ねます。
現地の人はこれを1人で1日に6本から8本くらい作ることで収入源としているんですが、
日本の学生たちは、7人がかりで3本作るのが精いっぱいでした。
こういう作業を実際に体験して「これじゃあ自分は役に立たない」ことを実感した上で、
「ボランティアとは何か」を考えるきっかけにしてほしいと思います。
今回の滞在は、たまたまこどもたちの学校が休みの時期とかぶったこともあって、
一緒に遊べる時間がたっぷりあって本当に良かったです。
バスケやサッカーなどの球技のスキルは、本当に役に立ちますね。
また、今回は滞在中にカレーと餃子という、2種類の料理に挑戦すると言うのでやってもらいました。
鶏が生きた状態で売っている、ひき肉が売っていない、餃子の皮ももちろん売ってない、
こどもたちが手伝いたがるけど、そもそも餃子の完成形を知らない…など、試練の連続だったと思います。
「現場を知らずにやることを決める」ことのリスクが、身に染みたんじゃないでしょうか。
夜はみんなでカードゲームをしたり、レゴで遊んだりと、私の部屋が大賑わいでした。
短い滞在でしたが、こうやって一緒に遊ぶ時間がたくさんあって、学生とこどもたちは本当に仲良くなりました。
まずは「楽しむこと」が一番の目的ですからね。
ハウスオブジョイでは「スタディーツアー」や「ボランティア」に来たいという方には
「まずは遊びに来てください」と言うようにしています。
まずは一緒に楽しんで、フィリピンのことを、ハウスオブジョイのことを好きになってもらうのが最優先です。
学びや手伝いは、その次の段階です。
みなさんもぜひまずは「遊びに」来てくださいね!