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    漁村で学校に行ってない子が増えています

    日本福祉大のレイジ君が大学の制度をうまく利用して、HOJに来てくれました。
    20年近くにわたって親交のある日本福祉大には「アクティブラーニング期間」という制度があって、
    うまくやれば、休学しなくても半年近く大学を離れて、海外に留学やインターンに行けるんです。
    今回は2週間と短い滞在ですが、時間を見つけてはこどもたちとたっぷり遊んでくれています。
    いやー、ありがたいですね。

    用事があってシャロームハウスのある漁村に行くと、こどもたちが楽しそうに遊んでいました。

    ボールひとつで大はしゃぎするこどもたちと、それを笑顔で見守るお父さんたち。
    とっても和む光景ですが、あれ?今日は金曜日。普通に平日で、HOJのこどもたちは学校に通ってます。
    お父さんたちは主に夜に漁に出ているので、昼から村にいるのは普通なんですが、
    授業のある時間帯なのに遊んでいるこどもたちが目立ちます。

    話しかけてみたら、やはり今年度は学校に通っていないそうです。うーん…。
    コロナ禍の学校のない2年間で、学校をドロップアウトしてしまった子が多いようです。
    世界各国が、コロナ対策でいろいろな我慢を強いられましたが、
    フィリピンはとにかくひたすらこどもたちにそのしわ寄せがいきました。
    2年間も対面授業が禁じられていたのに、その間も大人たちはパーティーをし、酔っぱらってカラオケをやり、
    選挙のときには大人数が集会に押し寄せていました。

    結果として、世界全体で見れば、病死者の数を抑えられたほうではあるんですが、
    果たして、このコロナ対策は「成功」だったのでしょうか。
    10年後のフィリピンがどういう問題に直面するのか、心配ではありますが、
    必要な時に必要な活動ができるようにしていきたいと思います。


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