先日、みんなでお化け屋敷に行きましたが、そこでHOJの卒業生、レナンに再会しました!
なんと、祭りの町を点々とする、この移動遊園地で働いているとのこと。
兄弟との意外な再会にジャンジャンも大喜び!おお、レナン、元気だったか!
10年前、ミンダナオ島東部に台風が直撃して大きな被害が出た時に、レナンはその被災者としてHOJに来ました。
もともと家出して町でストリートチルドレンとして暮らしていたところで台風に遭い、
実家にも帰れない状態になってHOJに来たので、当時まだ3歳だったジャンジャンとは、あまり面識もありませんでしたが、
HOJを通じて再開し、ほんの一時期ですが、一緒にHOJに入っていたこともあったんですよ。
その後、台風で直接的な被害を受けた子は臨床心理士のいる施設で受け入れるべきという話になって、
ダバオの隣町にある、ドイツのNGOが運営する施設に転所しました。うちよりもずっと設備のいいところなので
良かったね、と思ってたんですが、本人はその施設が合わなかったようで、施設を脱走してしまい、
その後はたまに実家に顔を出すものの、お母さんや兄弟たちにも行方がよく分からない状態になっていました。
まさか、こんなところで再会できるとは思っていなかったのでこっちはびっくりです。
1年前まではダバオの工事現場で働き、1年前からテキ屋で働いて、ミンダナオ島東部の祭りを点々としているとのこと。
リアルジプシーライフです。仕事のない昼間の時間にHOJにも顔を出してくれました。おかえり!
完全にカタギとも言い難いけど、完全に反社でもない、世界の隙間のお仕事。
完全に反社な道に落ち込んでもおかしくない生い立ちなので、ここに居場所を見つけてくれてよかったと思います。
レナン、またいつでも遊びに来てくれよー!