フィデルさんが入院しています。先日、いつものようにバイクに乗っていたところ転倒し、
その怪我自体は大したことなかったのですが、その拍子で軽い脳梗塞を起こしたようで、病院で検査しました。
その結果、意識や記憶にはまったく問題ないのですが、右半身が痺れて、自由に動かせない状態が続いています。
フィデルさんはもともと耳が聞こえないので、身振り手振りで、全身と笑顔でコミュニケーションを取って生きてきました。
ものすごく手先が器用で仕事が丁寧だったので、そんな彼にとって身体が自由に動かないのはとてもつらい状況だと思います。
1997年に烏山夫妻がハウスオブジョイを立ち上げた時からスタッフとして働いてくれていたフィデルさん。
3月に60歳を迎え、定年退職したんですが「HOJが好きだし、家にいてもやることないから働かせて!」と、
スタッフ時代の半分以下の給料も厭わずに非常勤スタッフになり、毎日嬉々として働いてくれていました。
薪割りや、ホウキ作りの作業を一緒にした方も多いんじゃないでしょうか。
あまり英語に自信がない方の中にはフィデルとのコミュニケーションが一番スムーズだった、なんて方も多いことでしょう。
HOJのTシャツをシルクスクリーンで1枚ずつ手作りしてくれたのもフィデルさんでした。
みなさん、フィデルさんの快復をお祈りください。HOJとしても、これからのリハビリを支えていきたいと思います。