マニラでの就職に向けて書類の準備をしているジェレミーとリッキーB。
隣町の検察局まで行って「無犯罪証明書」というのを取りに行きました。
早朝から並んだおかげでジェレミーは無事に取得できたんですが…なんと!
リッキーBは「同姓同名の犯罪者がいる」ということで証明書がもらえませんでした。マジか!
ちなみに同じくジェイエムも「同姓同名の犯罪者がいる」ということで、
この証明書をもらうのに3週間かかりました。生年月日や住んでる地域が全然違うんだから、
別人であることの証明に3週間もかからないでしょ?と思うんですが、
別人に成りすまして逃げ回ってる犯罪者がたくさんいるからこそ、できたシステムなんでしょうね。
悪いことする人がいると、システムはどんどん不便になっていきます。困ったものです。
「たかが同姓同名なくらいで混同されるなんて、稚拙なシステムだ」とも思いますが、
日本もあまり他国のことは言えません。当の私も6年前、同姓同名の詐欺師「澤村信哉」が現れたことで、
日本の銀行口座が数か月、凍結されましたからね。(笑)
まあ、これは私がフィリピンにいて、HOJの火災の時の寄付金を自分の個人口座で募っちゃったせいも
あるので、「そりゃあ怪しまれるよな」って感じではあるんですが。(笑)
他にも、同姓同名が理由で「入国できない」「ビザの更新ができない」「出国できない」「保険がおりない」
などのトラブルを、この20年で日本とフィリピン、両方の国で何度か目の当たりにしています。
あまり人気のないマイナンバー制度ですが、こういう不便に振り回される身からすると、
はやく世界中で実装されて欲しいと思います。管理社会のディストピアにならない程度に、ですけどね。