来週に選挙をひかえ、選挙ポスターが町中に貼られています。
日本のように「指定された場所にしか貼ってはいけない」みたいなルールはないので、
財力にまかせていたるところに貼られています。
たまに、応援してるわけでもない人のポスターが私有地内に貼られることもあって、もちろんすぐに剥がします。
ちなみにこの人は新興宗教の教祖で、人身売買と児童買春で逮捕され、裁判待ちの人。
なんと留置所から上院議員に立候補してます。ウラワビーチに勝手に貼られてたので速攻で剥がしました。
昔の選挙ポスターが貼りっぱなしになっていたり、単に頑丈な布として再利用されてたりするので、
たまにものすごく皮肉が効いたことも起きます。
こちらは3年前の大統領選のポスター。今はお互いに殺人をほのめかすような脅迫をし合うまでに仲たがいしている
マルコスの息子(大統領)と、ドゥテルテの娘(副大統領)。当時は手を組んでたんです。
今コレが掲げられているのはなかなかに風刺が効いています。
ちなみに私が個人的に一番ゆるせないフィリピンの選挙文化は「選挙カーの替え歌」です。
著作権を完全に無視して、有名な歌の替え歌で候補者の名前を連呼して回るんですが、
たまに「私が好きだった曲」を替え歌にしやがる候補者がいるんですよ。
これ以上の冒涜がありますか!(笑)こればかりは早急に違法にしてほしいです。