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    漫画の終わり方が尻切れトンボなので補足します

    昨日お伝えした漫画、読んでいただけましたか?
    本作はボニファシオの物語なので、この革命が最終的にどうなるのかは描かれないまま終わります。
    フィリピンの読者にはこの後の展開は周知の事実なのでこれでいいかもしれませんが、日本の読者の方々は
    「え?ここで終り?結局革命はどうなるの?」と思うでしょうから、ざっとこの後の出来事をネタバレしておきます。(笑)


    まず、スペイン相手にやっていた独立運動ですが、肝心のスペインが、キューバを巡ってアメリカと戦争して負けて、
    なんとフィリピンの統治権を賠償金代わりにアメリカに明け渡します。フィリピンを完全にモノ扱いです。酷い話です。


    そして、アメリカはスペインよりは「巧妙に」フィリピンを支配、搾取しようとするんですが、
    今作に出てきたアルバレスやリカルテのような烈士たちがそんなのに騙されるはずがありません。
    アメリカとフィリピンの間で戦争が起きます。想像つくと思いますが、アメリカが勝って独立の芽は摘まれます。


    そんな統治が40年ほど続くんですが、そこに日本軍がやってきます。
    大義名分は「アメリカに不当に占領されているアジアの同胞を『解放』してあげる」です。
    フィリピンの人たちからすれば「頼んでないよ」といったところですが、
    アメリカ憎しで日本軍に協力する人も出ます。今作の登場人物の中にも。


    その後の歴史は日本のみなさんはよくご存じでしょうから割愛しますが、
    フィリピンにとって「独立」は本当に大変な道のりだったんです。
    ようやく手に入れた民主主義、未来のこどもたちのために大事に使ってほしいですね。


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