HOJのような共同生活では、遊んでばかりもいられません。
こどもたちには、敷地内の掃除、洗濯、薪割り、料理、皿洗いといった仕事があります。
日曜は朝からみんなで大掃除。それが終わればアイスクリームが待ってるぞ、ガンバレ!
ビバリーはマリアンに片付けの仕方を教えながら、本棚の整理をしています。
本のない家で育った子は、「本は背表紙をこちらに向けて並べる」ということさえ知らなかったりするんです。
ちなみにマリアンは「ビバリーはこの日本語読めるの?すごいね!」と、すっかりビバリーを尊敬していました。
ビバリー、誤解は早めにといておいた方がいいぞ。(笑)
そんなビバリーは「お姉ちゃん」と頼られるのがうれしくて仕方ない様子。
さっそくピアノに興味をもったマリアンに、自分も覚えたばかりの曲を教えています。
いやー、たまらない光景ですねえ。
楽器だらけの私の部屋に興味津々のマリアン。ウクレレを貸してあげて、音が出たら大喜び!
こんな笑顔で笑う子だったんですね。
よし、基本を教えてやるか、と思ったら、横でギターの練習をしていたクレッツが
「こうやるんだよ」と教え始めました。「右手はドアノブを回すみたいに…」と、
つい先日私が教えた通りに説明しています。ああ、たまらん!
どうも私は、「自分が教えたことを、こどもが他の子に教えているところ」を見るのが
たまらなく好きなようです。
これからも、小器用な技の数々を、こどもたちに伝えていきたいと思います。