被害状況が少しずつ行政から発表されています。ダバオオリエンタル全体で、死者数は3名、
負傷者は247名、全壊した建物は36棟、半壊した建物は309棟、避難者は41275世帯とのことです。
HOJのあるサンイシドロ市では建物の倒壊は報告されておらず、避難者も61世帯と例外的に少ないです。
大規模な被害が報告されているのは、ダバオに向かう途中の町、パントゥカンの鉱山です。
ここにはさほどの埋蔵量ではありませんが、金鉱山があり、昔から採掘がおこなわれています。
平時から落盤事故が多く、作業員同士の「奪い合い」によるいざこざなども多く、
「稼ぎに行くなら命がけ」と言われている場所ですが、今回、大きな地すべりが起きたそうです。
現在までに3名の遺体が見つかっていますが、まだ犠牲者の数は増えそうです…。
都市開発や鉱山開発が進んだ場所が大きな被害に遭い、自然保護に力を入れてきた自治体は
被害が少なくて済んでいる、というのは、非常に示唆的です。
山を世界遺産に登録して鉱山開発を禁止した、前市長さんに感謝です。
ちなみに今日はさすがに海には遊びに行かず、こどもたちと敷地内で過ごしました。
もう津波警報は解除されているんですが、一応余震は警戒しておこう、ということです。
明日の朝まで地震が無ければ、明日はみんなで海に行きたいと思います。
なるべく日常を楽しむことも、地震でショックを受けたこどもたちの心には大切ですからね。
今晩も、みんなで寄り添って寝る予定です。楽しい明日が来ますように!
本日朝9:43に起きた大きな地震ですが、先にお伝えした通り、私たちは無事です。
昼過ぎに電気とネットが回復し、今朝の地震について、少しずつ詳細が分かってきました。
震源地はかなり近く、マティからさらに先に行ったマナイという地域の沖です。
マグニチュードは報道によってバラつきがありますが、7.4~7.6とされており、
「震度」は日本独自の尺度なので報道されていませんが、体感と被害から察するに、
うちの地域で4、震源地に近い地域では5と推測されます。
今日は小学校が休みで、小学生組はHOJにいて、ちょうど外で遊んでいたのでそのまま庭で安全確保。
揺れが収まるまでみんなで「大丈夫だよ」と励まし合って事なきを得ました。
高校生組は学校に行っており、パニックが発生した教室もあったそうで、
気絶する子も何人か出たそうですが、みんな無事とのことです。午後からは休校となりました。
震源地に近いマナイの町からは多くの被害を受けた写真がアップされています。
建物が倒壊したり、落石で道が塞がっていたり、橋に大きなひびが入ったりしています。
知り合いの神父さんがこの町に赴任しているので、連絡を取り合って支援が必要な地域があったら
協力できないか考えています。
ダバオの街も大きな混乱が起きたようです。建物の倒壊などの情報は入っていませんが、
病院からは入院患者たちがベッドが外に運び出されたとのこと。
地震は木造平屋の多い田舎より、コンクリート製の建物の多い都市の方が被害が大きいんです。
同じくマティの病院も大変なことになっているようです。
ここでは卒業生のピンピンが働いています。
少し落ち着いたら連絡を取って、状況を確認してみるつもりです。
懸念していた津波警報もようやく解除されました。
今後もこどもたちの安全を第一に、卒業生の安否確認と地域の被害状況の把握に努めたいと思います。
場合によっては皆さんにご支援をお願いすることもあるかもしれません。
引き続き、ミンダナオのためにお祈りいただければ幸いです。
9:45ごろに、かつて体感したことのない規模の地震がありましたが、
HOJのこどもたちは全員無事です。ご心配なく!
現在、卒業生たちの状況を確認しつつ、津波警報にも注意しているところです。
都市部の被害が最小限であることを祈ります。
地震直後から停電が続いており、PCの電源がいつまで持つか分かりません。
個別の安否確認のメールにはしばらくお応えできませんので、
もしご心配している方が身近にいらっしゃいましたら、無事をお伝えいただければ幸いです。
よろしくお願いします。