さあ、土曜日!みんなでウラワビーチに行ったんですが、
6人ものビジターが来ていて、とてもにぎやかに遊びました!
ミンドロ島ではそれほどきれいな海には囲まれていなかったそうで、
トモさんとナツコさんは大喜びしてました。
ちなみにこの二人、マグロの刺身にも久しぶり!と狂喜してました。(笑)
本当に同じフィリピンでも、場所によってずいぶん違うんですねー。
アヤメさんとサキさんが作ってくれたジャグリングボール、さっそく大活躍です。
比較的最近入った子に、前からHOJにいてやり方を心得ている子が得意げに教えています。
ジョアンはさすがに長いことHOJにいるだけあって、かなり上手なんですよ!
アビゲルと一緒に「きれいなサンゴのかけら」を探すカナさん。
20歳にして日本語はもちろん、中国語と英語がペラペラで、現在はスペイン語を勉強中とのこと。
いやー、私も世界的に通じる言語を勉強しておけばよかったです。
ビサイヤ語とブルガリア語って…ねえ?(笑)
今日も本当に楽しい1日でした。動画をアップしたのでぜひご覧ください!
ちなみに今日はバレンタインデー。それにふさわしい、とっても愛にあふれた一日になりました!
さて、HOJに戻ってきたら子犬が増えてました!え?生まれたの??
…と思ったら、近所の家の子犬がHOJに迷い込んできて、
何度帰らせても戻ってくるので、もうあげるよ、ということになったそうで。
またにぎやかになりました。よろしく!
にぎやかといえば、今日からまたたくさんのビジターが来てくれています。
東京の大学に通うカナさんとチサさんは、airbnbというホームステイ先を探すサイトで
マニラとダバオに何泊かしてからうちに遊びに来てくれました。
二人とも旅と海外、英語に慣れた、とても頼もしい感じの学生です。
月曜までの滞在です。たっぷりと楽しんでいってほしいと思います。
そして、フィリピンのミンドロ島という島で協力隊員として働いていたトモさんと、
同じくミンドロ島で文化人類学の研究をしている大学院生のナツコさんも来てくれました。
二人ともタガログ語がペラペラなので、こどもたちやスタッフとも一瞬で打ち解けてました。
同じフィリピンでも、ミンドロとミンダナオではずいぶん文化が違うらしく、
ダバオからHOJに来る途中のヤシの木の太さや、食卓に出る食べ物などの細かい違いで
大いに話が盛り上がっています。
いやー、マニアックな話をできる人がきてくれてうれしいです。
さあ、明日は早くも土曜日!またみんなで海で遊ぼうと思います!
(きのうの記事の続きです)
6時間かけてブキッドノンにたどりつき、町役場の福祉局員や村会議員さんたちの協力を得て
聞き込み調査をしましたが、有力な情報には出会えずじまい。
氏名をあてにしての捜索は暗礁に乗り上げました。
こうなったら、Tシャツの学校に直接行ってみるしかありません。
Tシャツに書いてある「BUSCO」という町はサトウキビで有名な町らしく、
サトウキビを満載したトラックが行きかう、埃っぽいところでした。
ここで学校に行けば一件落着…かと思いきや?なんと、BUSCOの町の学校の名前は、
レオが着ていたTシャツに書いてあった名前とは、全然違うじゃありませんか!
いったいどういうことでしょう??
とりあえず学校に行くと、警備員さんに止められました。
Tシャツを見せて事情を話すと、「名前が違うじゃないか。この学校じゃないよ」と門前払い。
じゃあこの名前の学校はどこにあるか知っているか?と食い下がると、
周りで道路工事をしていたおじさんたちが近づいてきてくれました。
口々に「こんな名前の学校はないなあ」というおじさんたち。
いったいどういうことだろう?と思っていると、1人のおじさんが、
「あ、そういえばあっちにある新興宗教系の保育園がそんな名前だったかもな」と言い出しました。
わらにもすがる思いでその保育園を目指します。さあ、今度こそ…?
と思ったら、全然違う名前じゃないですか。おじさん、しっかりしてくださいな。
でも、保育園かもしれないというのはありうる発想なので、
とりあえずこの保育園に行って、Tシャツの名前の保育園が近隣にないか聞いてみることにしました。
すると…なんと!この保育園、今年から名前を変えたんだそうです。おじさん、疑ってごめんなさい!
さっそく先生に事情を話し、入園者名簿をチェックしてもらいましたが、レオの名前はありません…。
先生は保育園の名前が変わったときに全員入れ替わってしまったそうで、
写真を見せても知っている人はいません。
しかもそこの掃除のおばさんが「Tシャツを着てたからってここに通ってたとは限らないんじゃない?
うちの甥っ子だって別の保育園だけど、そのTシャツ持ってるもの」と言い出し、
言われてみれば確かにそうだと気力が萎えかけました。
でも、レオが自分の名前をアルファベットで書け、かろうじて字が読めるのはまぎれもない事実です。
これは学校にまったく通っていなかった子ではありえないことです。
やはり、学校に通っていた経験はあるに違いないのです。
ということで、さきほどの学校を再度訪問。校長先生に事情を話し、
レオのことを覚えている先生を探すことにしました。
各教室を回って先生たちに話を聞くこと約1時間…。
しかしそれでもやはり、レオを知っている人はいませんでした。レオよ、君はいったいどこから来たんだ?
このまま手がかりなしで帰るのはあまりにも悲しいので、
わらにもすがる思いで、となり町の役場にも行ってみました。
こちらの役場には結構大きな福祉事務所があるので、知っている人がいるかもしれません。
しかしここでも、事情を説明し、写真を見せても「知らない」との返事。
でも、1人のスタッフが「私が知ってる子に似てる気がするけど、頭の傷がないからなあ」と言いました。
ひょっとしてそれって豚にかまれた傷じゃないですか?と聞くと、そうそう、豚にかまれたって言ってたわ、とのこと。
やった!ようやくレオのことを知っている人が見つかった!と思いましたが、写真を見てもピンとこない様子。
そこで、私のパソコンを取り出して、中に入っていたレオの写真をかたっぱしから見せてみました。そしたら…
「そうそう!この子よ!家出して徘徊してたのを保護したわ!」
と言うではありませんか!やりました!ついに知っている人を見つけました!
そこからいろいろ情報をたどっていったところ、驚くような事実が出てきました。
なんと、レオはHOJの隣町、ルポンに実のおばあちゃんが住んでいるんだというのです。
ええー?片道6時間かけて親類を探しに来たのに??
20分で行ける隣町におばあちゃんが住んでるんですか??
「幸せの青い鳥」というお話を思い出したのは私だけではないはずです。
探しているものはいつも、実は近くにあるのかもしれません。
さあ、HOJに戻ったらさっそく隣町のおばあちゃん探しです!
みなさん、早くレオが親類に出会えるようにお祈りください!