サンタトマスという町で学校対抗のダンス大会が開かれます。
ダバオオリエンタル州で優勝したジェイエムのチームが、代表で参加することになったんですが、
学校が「車がないから貸して!」と言ってきたので、うちの車を出すことにしました。
サッカーのほうは年齢の証明ができずに出場できませんでしたが、
ダンスのほうは年齢は自由とのことなので、参加できるんですよ。よかったな、ジェイエム!
今日は「ボニファシオの記念日」で国民の休日。
ボニファシオは、フィリピンがスペインの植民地だった時代に活躍した独立運動の英雄です。
ちょうどいいチャンス!と、スタッフとこどもたちで、クリスマスの飾りにするために
折り紙で星を作ってます。ロスジェーン、ジェレミーあたりが戦力になりますね。
特にすごいのがリセル!「私、星の作り方知ってるよ!」と言って、5つのパーツを組み合わせて
立体的な星を作り始めました。これにはフィデルさんも興味津々です。
まだ試行錯誤中なのでちょっと形もいびつですが、いい感じにできてきました。クリスマスが楽しみです。
ところで、ペットボトルをポッドにして栽培していたチンゲン菜がいい感じに生い茂ってます。
こどもたちは苦みがあんまり好きじゃないみたいですが、うまく料理に混ぜれば栄養満点。
私は毎日ちょっとずつむしって食べてますよ。
いよいよ明日から12月。クリスマスに向けて健康管理しながらテンション上げていこうと思います!
日本から戻って、「資金があるから壊れたところとか修理しよう!どこが壊れてる?」と
スタッフたちに聞いたら「シャロームハウスの屋根」とドドンが言いました。
え?わりと最近修理したばっかりじゃなかったっけ?と思ったら、
「隣の斜面の木が伸び放題で、その枝が屋根の上にかかって葉っぱが屋根の上に落ちる。
それが屋根の上にたまるから、雨が降った時にそいつが腐って、屋根がすぐ傷むんだ」とのこと。
それは困る!ということで、斜面の木を「死なない程度に枝打ち」しました。
ここの木が死んじゃうと今度は土砂崩れの恐れがありますからね。
その加減が難しいので、作業は町の植木屋さんにやってもらいました。さすが仕事が早い!
切った枝はもちろん薪になりますからHOJにジープで運んできました。とうぶん薪ひろいにはいかずに済みそうです!
休み時間やそうじの時間に、こどもたちもお手伝い。マイケルが大きなノコギリで枝を切ってます。
フィデルさんの見守る表情がいいですねー。
こうやってキャンプファイヤー状に並べて天日で干せば薪の出来上がりです。
こどもたちが将来、電気や水道やガスが完備された生活をできる保証はないので、
HOJではこどもの頃から、井戸や薪、手で洗濯や掃除をする習慣をつけています。
毎日がキャンプみたいな生活です。それはそれで楽しいですよ。みなさんぜひ遊びに来てくださいね!
ダバオに行ってました、澤村です。ダバオに行った一番の理由は、ジャンレの病院です。
タゴムのお医者さんには「入院して手術が必要」と言われましたが、
ダバオの病院に連れて行ったら、「通院して石膏で固めれば治る」と言われました。
そちらのほうが経済的にもジャンレの負担的にもありがたいので、そちらの意見に従うことにしました。
入院すると思ったのでレゴやら塗り絵やら買って準備したんですけどね。
まあ、今週は通院でダバオにずっといるので、その間のお供になってくれれば幸いです。
そしてもう一つの理由が「コーヒープロジェクト」です。
ハミギタン山麓のコーヒーを日本人に売れるクオリティにして町おこしに協力しつつ、
HOJの運営にもつなげようということで、7月くらいからちょこちょこと実験していたアレです。
ようやくまとまった量のコーヒー豆が手に入ったので、ダバオでコーヒーのビジネス開発を通して
貧富の差を埋めていこうという会社PISTACIAをやっている太田さんに会ってきました。
私が山で買ってきた1キロ100ペソのロブスタという種類の豆で、
いい状態の豆と悪い状態の豆が混在しているので、このままでは商品にはならない、とのこと。
どういうのがいい豆で、どういうのが悪い豆なのかを簡単に教えてもらいましたが、
寄り分けるのは結構手間がかかる大変な作業なので、まずは違いを知るためにも、このまま焙煎して飲んでみようということに。
オフィスにある焙煎機で焙煎したところ、私の目にはそれらしい感じになったんですが、
「豆のサイズがそろっていないから、同じく焙煎しても、焦げちゃってるのから浅煎りのまで、混在しちゃってるでしょ?」と太田さん。
なるほど!分かりやすい!
実際に飲んでみたら、私的には「コーヒーってこんなもんじゃないですか?」って感じですが、太田さん曰く、
「一口目はともかく、後味にさすようなエグみがあって、飲めたもんじゃない」とのこと。
でも、ある程度冷めてからは「ワインのような不思議な醸造された感じ」があるとのことで、
ちゃんと豆を選んで焙煎の仕方を考えれば、それなりに面白いコーヒーになる可能性は十分あるそうです。やった!
ちなみに太田さんにいろんな種類のコーヒーを試飲させてもらいましたが、私にはあまり違いが分からず、
やはり、私がこのプロジェクトを進めていくのには無理があるなあと改めて思いました。
あと、こんなにコーヒーを飲んだのはここ20年で初めてのことで、昨晩はまっっっっったく眠れませんでしたよ。(笑)
今日はHOJに戻ってきて、さっそく教わった方法で豆を選別です。
ちょうど学校がイベントや先生の法事で休みの子が多かったので、選別作業を手伝ってもらいました。
黒いのや白いの、薄皮がついているの、虫が食ってるのはダメ、灰緑色っぽくてツヤがあるのがいい…。
すぐにコツを覚えて真剣に選んでくれてます。これは頼もしいですね!
30分くらいかかって100gぶんくらいの「いい豆」が選別できました。
ロスジェーン、ジャンジャン、マーク、アルジェ、ありがとう!
これを焙煎して飲んだらどんな味になるんでしょうか?金曜にまた太田さんに会うので、実験が楽しみです!
コーヒー好きなみなさん、続報にご期待くださいね!