先日「巨大風車」に乗りに行った移動遊園地に、新しい出し物としてお化け屋敷ができたというので
みんなで行くことにしました。みんなホラー映画、大好きですからね。
到着して、まずはみんなでゲームコーナーで遊んでみることに。
輪投げや射的みたいなゲームもありましたが、大半はお金を賭けるギャンブルで、
こどもでも小銭で普通に参加できます。一応フィリピンにも「賭博禁止」の法律はあるんですが、
こういう移動遊園地の縁日は無礼講というか、特別にお目こぼしされているようですね。
これも経験だ!ということで、こどもたちにお小遣いをあげて、遊ばせてみました。
もちろん、興行として成り立ってるということは「胴元が必ずもうかる」ようにできてるわけで、
こどもたちは全員、ものの見事に10分たらずで小遣いをスってました。どうだ、勉強になっただろう?(笑)
さて、賭け事に負けてショボンとした子たちを連れて、いよいよメインイベントのお化け屋敷へ!
狭いエリアなので、歩きで迷路のよう な場所を行くのかと思いきや、なんと檻に入れられて車で牽引されるというシステム。
おお、このパターンははじめてだ!さあ、みんなで行ってきます!
どんなだったかはぜひ動画でご覧ください。
ただ、この動画は女子たちの絶叫でものすごくうるさいので、再生するときには音量に注意してくださいね!(笑)
期待をこめていったお化け屋敷、単に仮面をつけた脅かし役たちが、暗闇の中で檻を外からガンガン叩くだけ、という
「中学校の文化祭か!」というレベルでしたが、動画を見ての通り、こどもたちは存分に楽しんだようなので良しとしましょう。
「怖い」ことをエンターテインメントとして楽しめるのは、実際の人生で怖い想いをせずにすんでいる証拠です。
来年もまたこどもたちが「お化け屋敷に行きたい!」と言えるように、こどもたちを育てていきたいと思います。
週末恒例のウラワビーチ!
村祭りに合わせての連休で実家に帰っている子たちと、サッカーの練習試合に行ってる子たちがいるので
少人数でのんびり過ごしました。
ここに住んでるスタッフのこどももすっかり私に慣れました。
後ろの猫と鶏も合わさって、なんともいい写真が撮れましたよ。
波が無く、水も澄んでいるのでカヤックで沖へ!いやー、気持ちのいい天気です。
ジェレミーが潜って、何やら古いビンを拾ってきました。
見たことのないサイズですし、フジツボのようなものが付着している感じからしても、それなりに古い物のようです。
「海賊がラム酒を飲むのに使ってたやつかもしれない」と想像を膨らませるジェレミー。
海に沈んだ遺物ってロマンがありますよね。
短めですが動画も作りました。穏やかな水中の様子をぜひご覧ください。
さて、明日が村祭りのメインイベントということで、今晩はまた移動遊園地に行ってきます。
前回行った時にはまだなかった「お化け屋敷」ができてるそうなので、何があるのか楽しみです!(笑)
昨日結婚式を挙げたアナマリスは、2010年にHOJにやってきました。
視覚障害があって特殊学級に通うために先んじてHOJに入っていたアルソン、アルセル兄弟の妹で、
HOJの歴史の中でもかなり珍しい「自分の意志で入りたいと言ってきた子」です。
たまに実家に帰るアルソン達から話を聞いて「私もそこに入ってちゃんと学校に通いたい」と思ったんだそうです。
その頃のHOJはとにかくキャラの濃い子がめちゃくちゃたくさんいました。
そんな中ではアナマリスは落ち着いたのんびりした性格で、
集合写真などでもいつも後ろにひっそり写ってる感じの子でした。
そんなに一生懸命勉強をするタイプでもなかったんですが、特に問題を起こすでもなく無事に高校を卒業。
「できる子に手伝ってもらう」という人当たりの良さがあったんでしょうね。
その後、本人が大学に通いたいと言ったんですが、そこまで成績が良いわけではなかったので、
地元の公立の専門学校に通い、レストラン&ホテルスタッフの資格を2年かけて取りました。
同時期にHOJを卒業し、同じく奨学金をもらって進学した同年代の女の子たちが
次々と妊娠して大学を辞めてしまう中、アナマリスちゃんと2年で卒業できました。
見た目と性格からしてもモテないということはないでしょうから、ちゃんと自分を律していたんでしょう。
大したものです。
そして、卒業後は資格を生かしてファストフード店に就職。
なかなか正社員にはなれずにジョリビーとマクドナルドを行き来しながら働く中で、
昨日結婚式を挙げた相手と出会い、3年くらい付き合っていました。
付き合い始めてからは、彼の支援も受けて4年生大学に編入し、あと1年くらいで卒業できるとのこと。
正直、こんなに堅実にキャリアを重ねて幸せをつかむタイプの子だとは思っていなかったので、
自分の目は節穴だなあ、と思うと同時に、がんばったアナマリスを褒めてやりたい気分です。
HOJの女の子たちにとって、とても身近な、手の届く範囲のサクセスストーリーなので、
今後も関係を保ちつつ、このサクセスストーリーを語り継いでいきたいと思います。