今週末は隣町ルポンで、サッカー大会がありました。
昨日は小学校の部、今日は中高生の部があり、みんなで応援に行きました。
小学生の部にはジャンデルが参加。
小柄ではありますが、いつも自分より大きい子たちとHOJでサッカーしてるだけあって、ボールさばきが上手い!
そして、サッカーしててもやっぱり賢くて、ポジションは右の中盤なんですが、
状況に合わせて攻めにも守りにもつき、強豪校相手にも引けを取らないプレイでした。
リッキーとジャンジャンは中学生の部に参加。
リッキーはレギュラーで、右の前衛の点取り屋。とにかく走り回るし、走り込むのが早いので
セットプレイの時などに相手の攪乱役として大活躍。1ゴールを決めました!
ジャンジャンは補欠でしたが、右側のディフェンスとしてちょっと出してもらえました。
ただ、ボールコントロールが抜群に上手いジャンジャンは、やっぱり攻撃に使ってほしいなあ、と思います。
相手のカウンター攻撃をクリアーするだけの役にはもったいないです。今後に期待ですね。
そして高校生の部では、満を持してジェイエムがキャプテンマークをつけて登場!
万難を排して出生証明書を手に入れてやっと公式戦に出れるようになったのに、
中学校に入ったとたんにサッカー部が不祥事で活動休止、さらに2年間のコロナ禍で、中学3年間は試合に出れず、
高校に入ってついに公式戦デビュー。相手は私立の強豪校でしたが、なんと試合開始後5分でジェイエムがゴール!
いやー、やっぱり主人公キャラですね!
カメラが壊れており、古いスマホで撮影しているのでなんとも貧弱な映像ですが、
こどもたちの活躍をぜひ動画でもご覧ください!
大会は明日までで、リーグ戦になっており、勝敗数と得失点差で順位が決まり、
上位2チームはミンダナオ島大会に出場できるとのこと。
こどもたちが楽しんでくれているのが一番ですが、結果もやっぱり気になりますね。
明日も万全のコンディションで試合に臨めますように!
週末恒例のウラワビーチ!
レイジ君の撮ってくれた写真がとても素晴らしいので、ぜひスライドショーでご覧ください。
今日の目玉はなんと言っても「ナマズ獲り」。
最近雨が少なかったので、ビーチ横の池が干上がって小さな沼になってまして、
こういう時は手づかみでナマズを獲るチャンスなんです。
上の写真で見て分かる通り、沼の水は泥で濁って視界ゼロ。
さらに底の方には、身体が半分埋まるくらいに泥が積もっています。
その中で、手探りで巣穴を探し、そこに手を突っ込んで、指先に魚が触れると同時にキャッチ!
…という方法で獲るんですが、はっきり言って超難しいです。リッキーB、おそるべし。
なるほど、こうやんのか!とジェレミーも1匹大物をゲットしてました。ってそれ、ナマズじゃなくてティラピアだ!
こんな大きいのが泥の中にいるんですねえ。すごい。
ちなみに私も挑戦しましたが、一匹も獲れませんでした。海なら負けないのに、悔しいッ!(笑)
大漁のナマズ(正確にはライギョの一種)を獲ったリッキーB、「今晩はごちそうだな!」と言ったら
「コヤシン、HOJには晩御飯のおかず、あるよね?コレ、ばあちゃんに持って行っていいかな?」との返事。
あああああ。なんという孝行息子!もちろんさ。ガソリン代出してやるから、ばあちゃんに届けてきな!
いまだに学校では問題行動が絶えず、しょっちゅうスタッフが呼び出されるリッキーBですが、
海や山に連れて来ると、本当に生き生きとしています。
将来は漁師になりたいといってるので、まさに天職だと思います。その調子でがんばれ!
日本福祉大のレイジ君が大学の制度をうまく利用して、HOJに来てくれました。
20年近くにわたって親交のある日本福祉大には「アクティブラーニング期間」という制度があって、
うまくやれば、休学しなくても半年近く大学を離れて、海外に留学やインターンに行けるんです。
今回は2週間と短い滞在ですが、時間を見つけてはこどもたちとたっぷり遊んでくれています。
いやー、ありがたいですね。
用事があってシャロームハウスのある漁村に行くと、こどもたちが楽しそうに遊んでいました。
ボールひとつで大はしゃぎするこどもたちと、それを笑顔で見守るお父さんたち。
とっても和む光景ですが、あれ?今日は金曜日。普通に平日で、HOJのこどもたちは学校に通ってます。
お父さんたちは主に夜に漁に出ているので、昼から村にいるのは普通なんですが、
授業のある時間帯なのに遊んでいるこどもたちが目立ちます。
話しかけてみたら、やはり今年度は学校に通っていないそうです。うーん…。
コロナ禍の学校のない2年間で、学校をドロップアウトしてしまった子が多いようです。
世界各国が、コロナ対策でいろいろな我慢を強いられましたが、
フィリピンはとにかくひたすらこどもたちにそのしわ寄せがいきました。
2年間も対面授業が禁じられていたのに、その間も大人たちはパーティーをし、酔っぱらってカラオケをやり、
選挙のときには大人数が集会に押し寄せていました。
結果として、世界全体で見れば、病死者の数を抑えられたほうではあるんですが、
果たして、このコロナ対策は「成功」だったのでしょうか。
10年後のフィリピンがどういう問題に直面するのか、心配ではありますが、
必要な時に必要な活動ができるようにしていきたいと思います。