今日はフィリピンの「独立記念日」です。
ボニファシオとアギナルドの漫画を描き終えた今、この日に想うことはなかなかに複雑です。
ボニファシオを処刑した後、スペインとの和平交渉を行い、革命運動を軟着陸させたアギナルドは、
その後、香港に逃れてアメリカを味方につけてスペインに対抗していこうとしたんですが、
なんとスペインがアメリカにキューバを巡る戦争で負けて、フィリピンを賠償金代わりに
アメリカに売り渡すことになったので、完全に「ハシゴをはずされた」状態に陥りました。
それでも仲間を募り、スペインにも、アメリカにも私たちは屈しない!と出したのが
1898年6月12日の「独立宣言」です。今日はその独立宣言の記念日なんです。
ですが、独立を宣言したからといって、独立国家になれるわけではありません。
独立宣言は、国際社会、特に近隣の国家に承認されなくてはならないんです。
実際、現在でも、独立宣言はしたけれど、国際的には承認されていない国はいくつもあります。
(パレスチナ、コソボ、アブハジア、ソマリランド、北キプロスなど)
6/12のフィリピンの「独立宣言」はスペインにもアメリカにも認められず、
フィリピンとアメリカは戦争に入ります。さらにその後、日本軍までやってきて、
フィリピンが独立国家として承認されたのは、戦後の、1946年のことでした。
(写真は7/4当日、アメリカ国旗を降ろし、フィリピン国旗を揚げているところ)
来週からはいよいよ学校がスタート、新年度が始まります。
フィリピンの為政者たちが、教育者たちが、先人が死ぬ思いで手に入れた自由の価値を、
本当の意味で理解して、大事にして、こどもたちに伝えてほしいと思います。
長らくはだかにされていたシルバニアファミリーの動物たちに、
ビンビンが服を着せてあげています。
こっちの方が似合うかな?と何度も着せ替えさせていて、
へえ、こういうのが好きなのか、と新しい発見です。
今度、古着屋に連れて行ってみますかね。
天気が悪くてサッカーの練習がなかったーと帰ってきたジャンジャンにとびつくビンビン。
ちょっとピンボケですが、兄妹でソックリな表情が撮れました。
ビバリーがピアノの練習をはじめたんですが、ここを寝床にしている老猫のパンコがどきません。
まあ端っこだし、いいか、とそのまま弾き始めたら、ちょうど弾き間違えたタイミングで
寝返りをうってノイズを出すのが2回続いて「間違えると怒る!?」と大爆笑。
偶然だとは思いますが…まさかパンコ…音楽を理解しているのか?(笑)
世の中にはブルースギターに合いの手を入れる猫なんかもいるようなので、
ひょっとしたらパンコにもそんな才能があるのかも…。あとで検証してみます。
ドールハウスで一緒に遊ぶイージェイとビンビンを見守る老猫の後ろ姿。
良い光景ですねえ。
食卓に皿と食べ物を並べることに夢中なビンビン。
そして、屋根の上に車を並べるイージェイ。
「箱庭を作らせるとこどもたちの心理状態が分かる」という説がありますが、
ここから読み解けることは何でしょうね?(笑)
ドールハウスや積み木で遊んでいるときの天敵である若い猫の方は、
チムレイが相手してあげてました。
とまあ、のどかな日々を過ごしています。
来週から学校が始まるのでその前に何か大きなイベントでもやりたいところですが、
新しい子を引き取る話がなかなか進まず、いつ福祉局から連絡が来るか分からないので
どこにも行けず、ここで過ごしている、という感じです。
明日にも連絡がないようなら、こちらから直接押しかけにいこうと思います。