HOJの敷地内は花が咲き乱れてます。
私は無粋なので「花よりオクラとかモロヘイヤ植えようよ」と主張してるんですが、
なかなか聞き入れてもらえません。(笑)
敷地内を囲むフェンスに沿って茂っているのはブーゲンビリヤ。
燃えるように艶やかな素敵な花ですが、バラのようにトゲがあるので、
防犯のためにもフェンスに沿って植えるにはもってこいの花なんですよ。
敷地内の花は女の子たちがよく摘んでは、烏山さんの写真の前やマリア像の前などに飾っています。
魚や虫の名前には詳しくなった私ですが、いかんせん花の名前は専門外。
ランランに「その花、なんて名前なの?」と聞いたら、「え?知らない。花は花じゃないの?」という答え。
おお、ある意味哲学的な答えだ。stat rosa pristina nomine, nomina nuda tenemus.
となりにいたジャンレに「この花の名前、知ってるか?」と尋ねたら、驚愕の答えが!
「ああ、これはね、AslumAslum(結構すっぱいやつ)だよ。で、こっちの黄色いやつはPaitPait(結構にがいやつ)。」
なんと!花の名前を味で識別しているとは!(笑)おみそれいたしました。
以前、地元の漁師さんに私がティナイタイで撮った魚の写真を見せてビサイヤ語でなんて呼ばれてるかを調査したときに
食べる魚としての商品価値がないヒラヒラした魚はぜんぶ「アリバンバン(蝶々)」だったのを思い出しました。
ゴンゴン、その魚、熱帯魚屋ではニシキヤッコって名前で4000円で売られてるんだぜ…。
googleで画像検索したら、オレンジのはヒャクニチソウ、ピンクの5弁に分かれてるのは ツルニチソウ、
黄色いのはゴールデントランペットヴァイン、赤とピンクの派手なやつはデザートローズ、だそうです。
名前の付けられ方からはその国の人たちの文化、生活が見えてきます。
「ビサイヤ語でなんて呼ぶ?」っていう調査、ほかのものでもいろいろやってみたいですね。
一周忌イベントで集まってきていた卒業生たちがそれぞれの家に帰っていきました。
他のNGOで働いていたり、ダバオの工場で働いていたり、学校教師をしていたり、
准看護師として病院で働いていたり、コールセンターで働いたり。
みんな自分の人生をがんばっています。今後とも見守っていきたいです。
大イベントを終えて、ちょっとリフレッシュしたかったので、ビジターさんも来ていたので、久々にティナイタイに行きました。
やっぱり海はいつ来ても最高です!動画で魚たちをぜひご覧ください。
午後からは薬剤師資格を持つビジターのミオさんが「こっちの医療現場を見てみたい」というので、町の保健センターに行きました。
忙しかったらちょっと見るだけにしよう、くらいのつもりで行ったら、ヒマだったらしく、大歓待を受けました。(笑)
保健センターの薬剤師さんと話が弾み、私も知らなかったような現地の医療情報をいろいろ教えてもらえましたよ。
中でも興味深かったのが「この村での死因ベスト10」という表でした。2018年の統計ですが、ざっとこんな感じです。
高血圧、癌、交通事故、心不全…なるほどなるほど…7位が銃創で、8位が…ヘ…ヘビ???
7位の銃創は、ちょうど現大統領が「警察力には限界がある、自警団主義を推奨する、町の悪人は町の正義の味方が適宜さばいてくれ」
みたいなことを言って、フィリピン各地で麻薬の売人が私的な制裁を受ける事件が頻発していたときのものですね。
ヘビは…いやあ、いるのは知ってましたが、本当に死に至るんですねえ。(写真のヘビは無害です、ご心配なく)
私のイメージで一番危ないだろうと思っていたデング熱はランキング外、というかこの村では3年間死者ゼロとのこと。
病気はもちろん怖いですが、怖がるべき優先順位というものがあって、銃やヘビやデング熱を心配する余裕があったら、
脂っこい食事やしょっぱい味付け、車に気をつけろ、ってことですね。
この話の流れで言うのもちょっとアレですが、新型コロナウィルスについてはフィリピンでも大騒動になっており、
2/10の時点で政府から「中国と台湾に最近行った人はフィリピン入国禁止」というお達しが出ています。
中国や台湾経由でHOJに来ようと思っていた方はスケジュールを再検討してください。
早く治療法や対処法が確立されることと、必要以上の騒動が沈静化することを願います。
ケイジュです!烏山さんの一回忌の夜にぐっすりと寝て回復した子供たちは、翌日に午前からテニスをしに行きました!
アツシさんと前々から企画していたこのテニスイベント。実は今回は第二回目で、前回の反省点を踏まえての開催です!
「小さい子たちもテニスができるようにしたい!」ということで、アツシさんの学生時代にお世話になったテニスコーチからラケットなど用具を寄付していただきました!
おかげでジャンデルもこの通り!ラケットとボールが軽いので、あまり力がないちびっ子たちも、普段経験できない遊びを真剣に楽しんでいましたよ。
初参戦のジャンジャンを除いては、ジェレミーとリセルは前回にも参加していたメンバーです。
教えに忠実なジェレミーと負けん気&センスで勝負な部活少女リセルはやっぱり他の子どもたちよりも圧倒的に上手いです(笑)
勉強の様子を見ていると左利きなのかなと思っていたのですが、ジャンジャンはまさかの両利きでした。。。!
初参戦にもかかわらず、器用にラケットを持ち替えて戦う様子は圧巻でしたよ!下にある動画でぜひご覧ください。
今回初参戦のリッキーガマイとマイケル!リッキーガマイはサッカーを小学校でやっているのでサッカー少年というイメージですが、テニスも上手でした!
そしてさらに意外にとても上手だったのがマイケル!体格の割にしっかりとラケットを振れていて、最後におこなったミニゲーム大会でも強敵ジェレミーを脅かす強さでした(笑)
最後はみんなで4チームに分かれてミニダブルスゲームを行いましたよ。
いい感じに強さが均等になるように分けたので、これまた白熱するゲームがいっぱいでした!
やはり経験者が1人入らないと、ラリーがなかなか成立しないという難しさがありますが、今回はテニス経験者がたくさんいたのでとっても助かりました。
おかげで子どもたちも真剣に勝負を楽しむことができました。
最後はみんなで記念撮影!今回のテニスイベントは、地元のテニス仲間を巻き込んでの開催でした。
テニスコートの鍵を快く貸してくれたり、なんなら当日に来てコーチを手伝ってくれたりなど本当にたくさん手を貸してくれました。
ハウスオブジョイだけでなく、ハウスオブジョイのあるバトバト村も、みんな心の温かい人たちでいっぱいです。テニスが好きな方・バトバト村にも興味がある!という方、ぜひハウスオブジョイへお越しくださいね!
イベントの詳しい様子は連日仕事続きのシンさんが流石の技量で動画にまとめてくれたので、ぜひご覧ください。
普段の子供たちの運動神経が、テニスになるとどう変わるのか注目です(笑)
「次はいつやるの?」と嬉しい反応もあったので第3回目に乞うご期待!