ビジターさんもみんな帰り、再び日常に戻ったハウスオブジョイ。どれだけ日常かというと、シャロームハウスの管理をしてくれているボボイさんがテニスをするほど日常です。ん?いつも寝ているボボイさんが運動をするのは、ある意味非日常か?(笑)
今日は小学校の方で、生徒会長決めの投票と何かお楽しみイベントがあるみたいで、授業がなくハウスオブジョイで午後を過ごす子どもたちもちらほらいました。
ジャンデルに指の置き場所を教えてあげるロスジェーン。
ロスジェーンも弾けるわけではないのですが、ジャンデルのたどたどしい指の置き方に思わず熱血指導。もう、立派なお姉ちゃんですね。
この後にみんなでbest friendを練習した時も、入ってまもなくまだ歌詞を覚えていないジャンデルに、手本を見せて教えてあげていました。(笑)
子供たちの学校が終わると、みんな掃除や洗濯、水浴びをします。
やることが全部終わった子からご飯の時間まで暇をするのですが、ジェレミーはシンさんの本で日本語を勉強中の模様。
もちろん漢字なんて難しすぎるので、文章中のひらがなが読めるかチェックです。
「1番見分けが難しい!」と言っていたのは『わ』と『れ』だそうで(笑)
うーんたしかに。自分もアラビア語を勉強し始めた頃に『ف ファ』と『ق キャ』がなかなか見分けがつかなかったのを思い出しました。
この後少し簡単な日本語も覚えたので、これから来るビジターさんはジェレミーと日本語会話をエンジョイしてみてくださいね。
リセルとリッキーガマイは、お互いにメガネの掛け合いっこで遊んでいました。
「度が強くてクラクラする〜」とあるあるな感じでリッキーガマイ。「どう?似合ってる?」と女の子らしい感想をするリセル。
しかしそんなことよりも、やはり血が繋がっているだけあって似ているなぁ・・・
今度はロスジェーンとリサメイも交えて撮影会を行いたいと思います(笑)
夕暮れに風船を飛ばすのはジャンディー。
ハウスオブジョイの空は、それぞれの時間帯で世界で1番美しい景色を見せてくれます。晴れた日には柔らかい水色の景色が、夜には満天の流れ星付き星空です。
特に綺麗なのが、朝方と夕暮れ時。太陽が少ししか出ていない時は、空がピンクがかったオレンジに染まります。
そんな中で風船を飛ばすのは本当に綺麗です。
ジャンディー、ハウスオブジョイでたくさんの素敵な自然に触れ合おう。
ここで触れ合う自然が、ジャンディーをこのまま豊かに育ててくれますように。
さて、そんなハウスオブジョイの素敵な日常でした!
明日は土曜日でスペシャルイベントがあるみたいです!乞うご期待!
先日のテニス以来、こどもたちの間ではテニスが大流行。
昼休みに学校から戻って来ては、ラケットを借りて、テニスでバレーボールのようなことをして遊んでいます。
制服のままやってることもあって、なかなかハイソな感じに見えますね。
とまあ、遊んでばかりに見えるHOJのこどもたちですが、夜はちゃんとお勉強の時間があります。
マイカは学校の宿題でグラフを作っています。
フィリピンの子たちは数学を英語で勉強しなきゃいけないので大変です。
母語で全教科を学んで、そのまま大学まで行けちゃう日本はかなり幸せな国なんですよ。
お勉強は苦手なアルジェも、一応がんばって宿題はやっています。
場の空気を読むとか、遊びの工夫をするとかっていう頭は悪くないどころか、むしろいいんですけどね。
頭の回転と、学校の勉強がリンクしてない子、フィリピンには多い気がします。
まあ、そういう子は大きくなって、たとえ学校をやめたとしてもたくましく生きてるケースが多いので
あんまり心配はしてませんが、個人のレベルではなく、国のレベルで考えるともったいない気がします。
さて、そんなお勉強時間も終わりに差し掛かったころ、バースデーソングと共にケーキが登場!
そう、昨日はジャンジャンの11歳?の誕生日だったんです。おめでとう、ジャンジャン!
なんで11歳というところに「?」マークをつけたかと言うと、
ジャンジャンの出生証明書、兄のマイケルと誕生日が3ヶ月しか違わないという突っ込みどころ満載の内容なんですよ。
そんなわけあるかい!ということで、実年齢は10歳なのではないかというのが私の予想です。
そうでなきゃ、マイケルが実は13歳だということになってしまうわけで、
そっちよりはジャンジャンが若いというほうが信憑性高いでしょう?(笑)
読み書きできない親がたくさんこどもを産んだりすると、出生証明書がいいかげんになっちゃう事例が増えちゃいます。
なので、やっぱり勉強は大事ですね。将来、少なくとも自分のこどもの名前のつづりと、誕生年月日を間違えないくらいには
みんな勉強させておきたいと思います。
HOJの敷地内は花が咲き乱れてます。
私は無粋なので「花よりオクラとかモロヘイヤ植えようよ」と主張してるんですが、
なかなか聞き入れてもらえません。(笑)
敷地内を囲むフェンスに沿って茂っているのはブーゲンビリヤ。
燃えるように艶やかな素敵な花ですが、バラのようにトゲがあるので、
防犯のためにもフェンスに沿って植えるにはもってこいの花なんですよ。
敷地内の花は女の子たちがよく摘んでは、烏山さんの写真の前やマリア像の前などに飾っています。
魚や虫の名前には詳しくなった私ですが、いかんせん花の名前は専門外。
ランランに「その花、なんて名前なの?」と聞いたら、「え?知らない。花は花じゃないの?」という答え。
おお、ある意味哲学的な答えだ。stat rosa pristina nomine, nomina nuda tenemus.
となりにいたジャンレに「この花の名前、知ってるか?」と尋ねたら、驚愕の答えが!
「ああ、これはね、AslumAslum(結構すっぱいやつ)だよ。で、こっちの黄色いやつはPaitPait(結構にがいやつ)。」
なんと!花の名前を味で識別しているとは!(笑)おみそれいたしました。
以前、地元の漁師さんに私がティナイタイで撮った魚の写真を見せてビサイヤ語でなんて呼ばれてるかを調査したときに
食べる魚としての商品価値がないヒラヒラした魚はぜんぶ「アリバンバン(蝶々)」だったのを思い出しました。
ゴンゴン、その魚、熱帯魚屋ではニシキヤッコって名前で4000円で売られてるんだぜ…。
googleで画像検索したら、オレンジのはヒャクニチソウ、ピンクの5弁に分かれてるのは ツルニチソウ、
黄色いのはゴールデントランペットヴァイン、赤とピンクの派手なやつはデザートローズ、だそうです。
名前の付けられ方からはその国の人たちの文化、生活が見えてきます。
「ビサイヤ語でなんて呼ぶ?」っていう調査、ほかのものでもいろいろやってみたいですね。