今日も私は朝からジャンレと一緒に病院に行ってきました。
丸一日病院で待って、ようやく整形外科医さんに診察してもらったんですが、
「これは脱臼してから時間が経ちすぎてるから、手術しないと治らないなー」とのこと。
思ったより大事になっちゃいましたが、日曜からダバオに連れて行って、
来週ダバオで手術をしてもらうことにしました。
本人はいたって元気で、この非日常をそれなりに楽しんでますのでご心配なく!
今日は学校で保護者面談などがあった関係で、授業が休みの子が多かったようです。
私はジャンレに付き添って1日病院だったんですけど、
ナオキが大きい子たちを連れて薪ひろいに行ってくれました。
今日は行った先でヘビが出てひと騒ぎあったそうですが、ジェイエムが鉈で退治したとのこと。
どんなヘビだったか聞いたところ、前にウラワビーチにも出たやつでした。
そこまで危険な種類でもないですが一応毒ヘビなので、被害がなくてよかったです。
戻ってきたこどもたちは薪割りまでやってくれました。
山育ちのアルバート。薪割りはお手の物です!
バドンも、謹慎期間が少しでも短くなるようにと、一生懸命お手伝いしたようです。
よしよし、ちょっとは減刑してやるか。(笑)
土日にやるはずだった薪ひろい&薪割りが今日のうちに済んでしまったので、
週末はたっぷり遊べそうです。私にとっても久々の海!晴れますように!!
私の留守中に学校で休み時間に遊んでいて転倒し、腕を痛めたというジャンレ。
スタッフたちが村のマッサージ師のところに連れて行って診てもらっていったんは治ったそうですが、
最近になってまた曲げにくい、無理に曲げると痛いということなので、隣町ルポンの病院に連れて行きました。
さっそくレントゲンを撮ってもらいます。
前にここに来た時は30年以上前の古い機械だったんですが、2年前に立派なレントゲン機が導入されたそうで。
「前のもそうだったけど、これも日本製だよ」と技師さんが嬉しそうに言ってました。
こちらとしても何となく誇らしい気分ですね。
さて、レントゲンの結果は…素人目にも分かるくらい分かりやすく脱臼してますね。
これは整形外科のお医者さんの処置が必要です。
しかし!隣町ルポンの市民病院には整形外科医はいない、とのこと。
ダバオの方に1時間行った町タゴムの公立病院にならいるよ、ということで、紹介状を書いてもらってそちらに移動しました。
しかし!公立病院では1時間待たされて「この病院に整形外科医が来るのは週一回、水曜だけ」と言われました。マジか!
タゴムには私立病院もあって、そこなら整形外科医もいるよ、と教わって、
タゴムにある3つの私立病院を回りましたが行く先々で「先生はダバオに研修に行ってます」
「整形外科の先生は月水金しかいません」「整形外科は火曜と土曜の午前中だけです」と、どこにも整形外科医がいません。
仕方なくHOJに戻り、明日改めて月水金なら先生がいるという病院に行くことにしました。
HOJに戻るとすでに夕方。学校から戻ってきたこどもたちがそうじを終えて遊んでいました。
サユキさんに教わった「アルプス一万尺」で遊ぶロスジェーン。
こんなに楽しそうに遊んでくれるとなると、教え甲斐がありますね!
ちなみに「俺たちのほうが早いぜ!」とジェプリルとナオキも「アルプス一万尺」で遊んでました。
なんて平和なやつらだ。(笑)
それにしても、フィリピンの「医者不足」は深刻な問題です。
フィリピンだと給料が安いので、医者の資格と経験を持った人は、こぞってアメリカやイギリスに行ってしまうんです。
せっかく海外からのODAやNGOの支援で病院の設備が整っていても、これでは意味がありません。
「奨学金を出す代わりに規定の年数は地元で医者として働かなければならない」みたいなシステムが必要だと思います。
なんならHOJで作っちゃいましょうかね?
さて、HOJに戻ってきて、さっそくこどもたちに囲まれてます。
「コヤシン!ぼくたちプールに行ったんだよ!」
「コヤシン!新しい自転車があるんだよ!」
「コヤシン!ぼくバック転できるようになったよ!」
「コヤシン!ヒヨコがたくさん生まれたんだよ!」
「コヤシン!木にひっかかってたボールが取れたんだよ!」
「コヤシン!」「コヤシン!」「コヤシン!!」
戻ってきたらゆっくりのんびりしようと思ってたんですが…なかなかそうはさせてもらえませんね。(笑)
さて、私が戻ってきて早々、ダバオに住んでいるマチダさん夫妻がHOJに遊びに来てくれました。
4年前からダバオで暮らしているマチダさん。念願のHOJに来れたと喜んでくれましたよ。
マチダさんはかなり本格的なバイオリン弾きなのです。
こどもたちの前でバイオリン&ノコギリの合奏をしたのでぜひご覧ください!
せっかくなので、今日はみんなでホールで一緒にご飯を食べることにしました。
日本各地で本当においしいものを食べて回りましたが、やっぱりHOJでこどもたちと一緒に食べるご飯は格別ですね!
留守をしっかり守ってくれていたサユキ&ナオキに感謝です。
おかげで安心して日本での講演に集中することができました。
こどもたちの書類のこと、実家の状況確認、給食プロジェクトの状況確認、建物や車などの修理の必要性の確認、
クリスマスに向けての準備など、やることは山積みですが、できればもう何日かはのんびり過ごしたいです。
さすがに日本でのハードスケジュールが体にきてます。明日はマッサージを受けようと思います!