入院しているジェレミーですが、みなさんの励ましのおかげもあってか、
今日はかなり熱も下がり、食欲も戻ってきたそうです。この調子で元気になりますように!
さて、今日はこどもたちに約束していた「復活祭の卵さがし」です。
本来なら復活祭の日曜日にやるんですけど、今年は大半の子が里帰りしていたので、
「1週間遅らせて、せっかくだからウラワビーチでやってみよう!」ということになったんですよ。
昨晩のうちにこどもたちがゆで卵をカラフルにデザインしました。
このために日本からいいペンを買ってきておいてよかった!!
そしてウラワビーチでいざ、卵さがし開始!
HOJの敷地内だとマンネリ化していて、隠し場所がだいたい類推できてしまうんですが、
ここでやるのは初めてなので、こどもたちは大苦戦!なかなか見つからず、大盛り上がりでした。
ここまで盛り上がるのには訳がありまして、いくつかの卵に懸賞金がかかってるんですよ。
今年は50ペソの卵と100ペソの卵がなかなか見つからず、
そこを鶏がヒヨコを引き連れて歩き回っているのを見て「ひょっとして生まれちゃったんじゃない?」と
チムレイが言い出して大爆笑。いやいや、そんなわけないだろ!(笑)
スタッフからヒントをもらって、30分以上かかって、ジャンデルとロスジェーンがようやくゲット!
いやー、おめでとう!ハッピーイースター!
卵さがしの様子をぜひ動画でもご覧ください。みんないい表情してますよ。
25ペソの卵は私の似顔絵つきで、リッキーBが見つけたんですが、いざ、一緒に写真を撮ろうと思ったら
なんと先につまみ食いされていて、頭のてっぺんだけちょうど殻が剥かれていて、
まさに落ち武者みたいな髪型にされてました。リッキーB、わざとやっただろ?
卵さがし、こうやって場所を変えて開催するの、面白いですね。
来年はシャロームハウスでやってみようかと思います。再来年は…ティナイタイ?はさすがに無理か。(笑)
一昨日くらいから体調が悪そうにしていたジェレミー。
なかなか良くならないので、保健センターで診療してもらったら、デング熱とのこと。
健康な若者だと3日くらい熱で苦しむだけで治ることがほとんどなんですが、
稀に重症化するケースもある、ということで、大事をとって一応、隣町の病院に入院することにしました。
長い時間かけて地元で人間関係を作ってきたので、この病院は入院費用も薬も全部無料です。
部屋もなんと、個室を用意してもらえましたよ。
フィリピンの病院では、入院時には誰かが泊りがけで付き添う必要があります。
今回はジェレミーの姉であるジュリアンがすぐに「私が行く」と言ってくれた上に、
ジュリアンが大学の用事でどうしても席をはずさなければならない時の助っ人に、
HOJを出て実家で暮らしていた、お兄ちゃんのジルマーも駆けつけてくれました。
やはり、ここぞという時に頼りになるのは兄弟・姉妹ですね。
ジルマーは、5年前に家出同然でHOJを出たので、恥ずかしがってなかなか顔を見せてくれなかったんですが、
弟が入院となれば、そんなことは言ってられないようです。
ジェレミーには申し訳ないけれど、こうやって再会できたのも、病気のおかげです。ジェレミー、ありがとう。
病状は安定しており、徐々に良くなってはいますが、あと1日か2日は様子を見た方がよさそうです。
デング熱は特に治療法もないので、病院にいたとしても、点滴くらいしかできることはないんですが、
食べれないくらい気分が悪い時もあるので、点滴は結構重要なんですよ。
みなさん、ジェレミーの快癒のためにお祈りくださいね!
さて、私は宣言した通り、今月は創作活動に励んでおります。
こどもたちが学校に行っている昼間は主に竹サックス作り。
バーナーであぶって焦がした竹にヤスリをかける作業を延々とやっております。
ヤスリ掛けが終わったら、マウスピースの削り出しと穴あけ作業です。
どんな音色になるか、どのくらい正確な音階になるかがここで決まるわけで、
竹サックス作りのハイライトシーンです。
ドリル、キリ、彫刻刀など、いろんな方法で試した結果、「はんだごてで焼き穿つ」方法が
一番上手に穴をあけられると気づきました。何事も試行錯誤です。
穴が開いたところで、試演奏!伴奏に合わせて吹いてみて、
音量、音色、音階の正確さなどをチェックし、微修正を加えます。
ちょっと動画にしてみたので、興味のある方は覗いてみてください。
この後、仕上げのヤスリ掛け、と言う作業があるんですが、
ヤスリが猫のベッドになってました。(笑)
ヤスリのザラザラが猫の舌のザラザラ感と似ているからなのか、ここで寝るの、大好きなんですよ。
子猫の頃に母猫に舐めてもらっていた思い出の夢でも見ているのでしょうか。
昔は10本作って2~3本が売れるクオリティに達すれば上出来、くらいだったんですが、
今は10本作ったら8本は売れるクオリティになります。
こどもが寝静まった後は、私の一番好きな「模様を彫る作業」。早く夜よ来い!