ミッチーたちがとても頼もしいのでマリアフェの葬儀の件は彼女らに任せ、
私はHOJに戻ってきて、次のビジターさんたちが来るまでの束の間の日常を楽しんでいます。
前髪が伸び放題のクリスタルが、ハルさんに髪の毛を切ってもらってます。
ドキドキしながら上目遣いのクリスタルがかわいいですね。

自分たち同士で前髪を整えるつもりで毎回失敗しまくっている女子たちですが、さすがはハルさん。
とっても上手な、自然な前髪ができてクリスタルもご満悦です!

そういえば私も、忙しいのにかまけて髪を切っていなかったので、床屋に行こうと思ったら、
ジェレミーが「バリカン持ってるよ!やってあげる!」と言うのでお願いすることに。
ですが始めて3分でバリカンが故障!え?この髪型で過ごせと…?(笑)

本当にこの髪のままで半日過ごしましたが、さすがに責任を感じたジェレミーが
真剣に修理したことでなんとかバリカンは復活!
キレイに刈ってもらうことができ、無事にお昼寝タイムを満喫できました。
子猫に顔を蹴られながらではありますが。(笑)

フィリピンの教育制度がまた変わり、二期制だったのが三期制になって、
これまで10月末だった学期休みが、9月と12月の2回になりました。
それで急に明日から約10日間ほどこどもたちは連休です。
うーん、コロコロ教育制度を変えるの、本当にやめてほしいです…。
マリアフェの葬儀のために来てくれた卒業生たちですが、その中でも私が特に嬉しかったのが、
ジョアンが赤ちゃんを連れて来てくれたことです。
ジョアンが赤ちゃんだった頃にそっくりです!(笑)

何より嬉しいのが、この赤ちゃん、とってもよく笑うんです!
生えたばかりの下の前歯2本がかわいすぎる!

ジョアンの生い立ちを知っている身からすると、ジョアンの赤ちゃんが、笑って、
声掛けに応えて手をたたいて、楽しそうに声を上げることが、いかに感動的なのかが分かります。
そしてそれをジョアンが笑顔で抱いていることが、いかに奇跡的なことなのかが心に沁みます。
ちょうどこの赤ちゃんの年頃でHOJにやってきたジョアンは、まったく笑わない赤ちゃんでした。
それどころか、周囲の呼びかけにも反応しない状態でした。
お医者さんにも、おそらく一生笑わないだろうと言われていたんですが、
HOJのこどもたちが毎日笑顔で遊んであげている中で、半年以上かかって笑うようになったんです。

そのジョアンが今はお母さんになり、愛情たっぷりに自分のこどもを育てているんです。
こんなに嬉しいことはありません。
これからも長く活動を続け、多くの「孫」の笑顔を見たいと思います!
1999年から2005年までHOJで育ち、その後もHOJの手伝いや、ウラワビーチの管理人をしたりしていた
マリアフェが、先日、入院先の病院で亡くなりました。33歳でした。

前から甲状腺に腫れがあって、時折体調を崩しては病院にかかっていたそうなんですが、
今回はその度合いが激しく入院となり、肺に水が溜まっていたり、腎臓にも障害があったりと
さまざまな合併症があって、最後は心不全で亡くなりました。3日ほどの入院生活でしたが、
弟のロジャーがずっと病院でつきそって、苦しい中もずっと冗談を言い続けていたので、
亡くなる数十分前までマリアフェは笑っていたそうです。良い最期だったと思います。

きょうだいのように一緒にHOJで育ったアンギン、ミッチーたち姉妹と、
マリアフェのことをよく知る古株の支援者の方々のご協力もあって、
アンギンの家を式場にして、十分な葬儀を挙げることができました。
メイアン、アナマリス、クリスティン、ジョアンと卒業生が大勢集まりました。
思い出話のひとつひとつにロジャーが冗談をかぶせてくるのにミッチーがツッコミを入れて
みんなで大爆笑、という、なんともHOJの葬儀にふさわしい席となりました。

式場には卒業生たちが、入れ替わり立ち替わり顔を出してくれているそうです。
こちらは今朝の部。ディンディン、レナリン、パーリージョイ、ジンバたちが集まっていますね。

そしてこちらが昨晩の部。ジョネル、エレンジョイ、ラブラブ、グレース、キットキットたちが
集まってくれています。フィリピンの葬儀はなんと1週間以上続いて、夜通ししゃべったり、
お酒を飲んだり、カードゲームをしたりして過ごすんですが、このぶんだと、
参列者が途絶えることのない、にぎやかな葬儀がまだまだ続きそうです。

HOJで一緒に育った仲間同士が、本当に「家族」なんだということを、改めて強く感じました。
これだけの仲間たちに囲まれて自分の娘が笑顔でいる姿を見れば、
マリアフェも安心して天国に行けるでしょう。マリアフェ、天国で烏山さんによろしくね!