今回アベさんが連れて来てくれたケイコさんは、こども園の園長先生です。
毎年私が日本に行った際には、いつも講演に呼んでいただいています。
「ずっと来たいと思っていて、やっと実現しました!」と喜んでくれて、とてもありがたいです。
さすが、こどもを相手にするのが上手で、HOJに来たばかりのマリアンも
髪を結ってもらってすっかりなついています。
一緒にきてくれたサヤカさんも、日本でこども相手の仕事をしているそうで、
ヒマさえあればこどもたちを遊ぶのを第一にしてくれています。
こういう態度はすぐにこどもたちに伝わるんでしょうね。
興味津々で折り紙やあやとりを習っています。
一方こちらでは、ケイコさんの中学生の息子君が、トントンにジャックフルーツの皮むきを教わっています。
なんだかトントンさんに気に入られたのか、この後、ヤシの実の割り方や、
ココナッツミルク用に果肉を削る作業も教わってました。
新スタッフのトントン、なかなかに兄貴肌なところがあるようで、これから来るビジターたちとの交流に期待が持てそうです。
そうやって一緒に作った「ギナタアン・ナンカ(ジャックフルーツのココナッツミルク煮)」でランチ!
天気が良かったので、庭にテーブルを並べてみんなで一緒に食べました。
この料理、本当にお勧めなのでぜひ食べに来てください!
滞在中に、夜光虫を見に行ったりサンゴ礁に行ったりしたいんですが、
マニラに来ている台風の影響か、海が荒れていてちょっと微妙な感じです。
せっかく青森から来てくれているので、なんとかいる間に海が落ち着きますように!
HOJの大恩人たちがやってきました。まずはアベさんです!
50年以上前の、青年海外協力隊黎明期にミンダナオ島にやってきて、
まだ反日感情も強い中で、農業を教えた大先輩です。
定年退職後からまたフィリピンに来るようになり、それ以来ずっとHOJを支援してくれています。
コロナ以降、なかなか来る機会がなかったんですが、やっと来てくれました。ありがとうございます!
そしてアキオさん!HOJのホームページやネット環境など、ITまわりのことでお世話になりまくっています。
何よりこどもたちからすると「ゲーム機とタブレットを持ってきてくれた」という、偉人なのです。(笑)
初対面のビンビンも「この人があのゲームをくれた人なんだよ」と言ったら
すかさず「ありがとう!」と抱きついていました。モテモテだな、アキオ。(笑)
今回、アベさんは青森のお友達をたくさん連れてきてくれました。
さっそく一緒に遊んでます。「日本から来たビジターさんとはこうやって遊ぶんだよ!」と
ビバリーが新しく入った子たちを引っ張っているのがとてもいい感じです。
これから週末まで滞在してくれます。お互いにとってすばらしい交流になりますように。
マニラに台風が来ているらしく、マニラに就職したジェレミーから写真が送られてきました。
田舎暮らしでは「大雨の時は濡れて当たり前」と生活してましたが、
大都会のオフィス暮らしで「濡れたままエアコンの部屋に行くと寒い」ということを学習したようで、
ゴミ袋で雨合羽を作って出勤したそうです。うん、楽しそうに働いているようで何よりですね。(笑)
2人が住んでいる寮は、船での共同生活を模してなかなかに軍隊チックな厳しい規律があるそうなんですが、
規律ある生活にも年功序列の下働きにも慣れた2人は、
その生活もうまく楽しんでいるようです。いやー、頼もしいですね。
ちなみにミンダナオ島には今回の台風は直撃しませんでしたが、漁師の村の海辺の家などは被害を受けました。
まあ、そもそも海岸線のこんなに近くに家を建てること自体が違法なので、
建てた方も「嵐と高潮が組み合わさったら家が壊れる」ことは覚悟の上だったようで、
サッと避難したので人的な被害は一切なかったそうです。家が壊れた木材を、乾かして薪として売ってました。
たくましいですね。
この漁村の「ヌシ」こと、産婆さんのスィンタさん。赤ちゃんを抱いていたので「またお孫さん?」と聞いたら
「娘のジュビリンの孫さ。アタシのひ孫だよ!」とのこと。おお、ひ孫さんでしたか。
孫が40人くらいいるというスィンタさん、ひ孫の数は分かる?と聞いたら、
「さあねえ?でも見ればアタシのひ孫だって分かるよ」とのこと。いやー、なんだか説得力がありました。
HOJの運転手のドドンさん(50歳)に「ひ孫だってさ、すごいねえ」と言ったら
「そうか?普通じゃね?俺ももう孫5人いるし」と答えが返ってきてビックリ。
ここでは私の方がマイノリティーでした。この村は当分「少子高齢化」とかとは無縁のようです!