今日はジェレミーの17歳の誕生日!2歳からHOJで育った、まさに「生え抜き」のHOJッ子です。
ジェレミー、おめでとう!
きのうの投稿で面接の練習の話をしましたが、実はあれには続きがありまして。
想定問答通りに「ホームシックにはなりません!」と答えたジェレミーに、
ちょっと意地悪で、こんな質問を重ねてみたんです。
「なるほど、2歳から施設育ちなので、家族から離れて暮らすのは慣れてる、と。
でもさ君、ってことは、そこが君の『家』なんじゃないの?
そこから離れて暮らしたら、そこに対してホームシックになるんじゃない?」
想定外の質問が来て驚いたジェレミー、目を泳がせた後、私に向かってこう答えました。
「…はい。たぶん」
素直かッ!!(笑)
面接でその答えじゃダメだぞ、と指導しながらも、私は実はちょっと泣きそうでした。
そうか、オマエ、ここを出てったら、たぶんホームシックになるのか。そうか。そうか。
「ハウス」オブジョイ、これからもこどもたちの「ホーム」になれるように頑張ります!
日曜に家族で来てくれたアイさん、来訪の目的のひとつはこの3人と会うことでした。
そう、今年度でHOJを「卒業」する男子たちです!
知り合いの会社が「心身共に健康な働き者の若者」を探しているそうで、
特に仕事の関係上、「ホームシックに強い」ことが必須なんだとか。
多くの若者が家族に会えない寂しさで仕事をやめたり、体調を崩してしまうそうなんですが、
あれ?その仕事、ひょっとしてウチの子たちに最適だったりしませんかね?(笑)
数か月間家族と会えないなんてのはこの子たちには当たり前のことです。
「ホームシック?何それ?」ってなもんです。
でも実はフィリピンでは、そんな若者ってものすごーーーーくレアなんですよ。
フィリピンではことあるごとに「家族の絆が大事」という話が出て来るので
そのたびにこの子たちは苦虫をかみつぶすような思いをしていたはずです。
それが初めて「そんな君だからこそ役に立てる仕事がある」と言われたんですから
その喜びようったらありません。
もちろん、コネだけで入れるほど甘い話ではないので、ちゃんと試験を受けることになります。
さっそく今日から「面接」の練習!
コンプレックスになってもおかしくない「施設育ち」という出自を、
この子たちが誇りをもって「アピールポイント」として自覚していく手伝いをしていきたいと思います。
「さまざまなビジターさんが偶然居合わせる週末」だった日曜日。
天気もよく、みんなで楽しく遊んで過ごせました。
長縄跳びをしたり、バドミントンをしたり、ジェンガやウノ、神経衰弱で遊んだり。
イージェイもだいぶ神経衰弱、できるようになってきたんですよ!
そして前回も家族で来てくれたダバオ在住のアイさんが、またまた家族で来てくれました。
前回はジョリビーを持ってきてくれてみんなでビーチで食べましたが、今回はマクドナルド!
もちろんこの近辺にマクドナルドはないですし、あったとしてもリーズナブルな値段じゃないですし、
極めつけに「私があんまり好きじゃない」ので(笑)、HOJの子たちがマクドナルドを食べる機会はほぼありません。
初めてのマクドナルドにこどもたち、大喜びです!
ちなみにフィリピンでは、マクドナルドでもごはんのセットメニューがあります。
「日本のマクドナルドにはごはんはないんだよ」とこどもたちに教えたら
「え?そんな店、だれが行くの!?」と驚いてました。(笑)
今回のアイさんは、ただ遊びに来たわけじゃなくて、とても大事な話をしにきてくれました。
その話はまた明日!