05
14
「不良」と呼ばれていた少年
CATEGORY : おすすめの記事, ハウスオブジョイ日記
１３年前、１０歳のときにその子はハウスオブジョイにやってきました。
名前を聞かれたとき、彼はこう答えました。
「ボゴイ」。
これは「不良」という意味の言葉です。
両親をなくし、親戚をたらいまわしにされてきた彼は、
ずっと周りの大人にそう呼ばれて育ってきたのです。
５年前に１８歳になってハウスオブジョイを出て行った彼ですが、
小学校も卒業できなかったうえ、紹介してやった仕事もすぐにやめてしまったので、
その後、どんな人生を送っているのかは、ずっと心配していました。
その彼が、先日、ひょっこりハウスオブジョイにやってきました。
まさか私がここにいるとは思っていなかったらしく、驚きながらも照れくさそうに、こう言いました。
「社会保険に入ることになったから出生証明書を取りに来たんだけど、覚えてますか？」
社会保険に入るということは、非常勤ではない、ちゃんとした職についたということです。
聞いてみると、化学肥料の配給会社に雇われているとのことです。
もう２年も同じ職場で働いていて、このたび、正式採用になったようです。
昔から彼のことを知っている、最古参のスタッフ、フィデルに仕事のＩＤを誇らしげに見せていました。
そのＩＤにはしっかりと、「エルバート」という彼の本名が刻まれていました。
おめでとう、エルバート！またいつでも遊びにおいで！！
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05
13
ティナイタイとボーイズタウンの動画
CATEGORY : ハウスオブジョイ日記
ダバオに来たので、最近の動画をアップします。
まずは先週のティナイタイです。
プロのカメラマンが撮影した写真のスライドショーつきで、
さんご礁で自在に泳ぐこどもたちの姿をごらんください。
そして、ボーイズタウンとの交流です。
ボーイズタウンの子の、ハウスオブジョイのちびっこたちへのまなざしも、
ハウスオブジョイの子たちの、ボーイズタウンのお兄さんたちに甘える表情も、
とっても自然でいい感じです。
土曜日のイベントが今から楽しみです！
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05
12
ボーイズタウンがやってきた
CATEGORY : ハウスオブジョイ日記
こどもたちが待ちに待っていた、ボーイズタウンの子たちがやってきました！
バスを一台借り切って、ダバオから50人でやってきました。
ボーイズタウンというのは、カトリックの神父さんが運営している、10歳～18歳までの
男の子たちの養護施設で、体育会系のノリが売りです。
もう何度もお互いに行き来して交流していることもあって、
HOJのこどもたちは「お兄ちゃん」たちが来るのをとても楽しみにしていました。
クリスチャンが自分にそっくりな顔の「お兄ちゃん」に出会いました。
確かにこのふたり、すごくよく似ていますね！
ひょっとしたら本当に兄弟なんじゃないか？とみんなに囲まれていました。
クリスチャン！よかったね！！
晩御飯はボーイズタウンの子たちが作ってくれました。
ボーイズタウンには10歳未満の子は入れないので、弟や妹と離れて暮らしている子がたくさんいます。
そういう子たちが、ジェリカやジェレミーやドミニクにうれしそうに接している姿を見ると、
本当にうれしくなります。
これから一週間、ウラワ・ビーチでキャンプをする予定です。
土曜日には一緒にゲーム大会をやることになっているので、今から楽しみです！！
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