先日から、「ヤスリがけ」がこどもたちの間で、ひそかにブームになっています。
やれ!というと嫌がる作業も、特別な時だけやらせたり、鼻歌交じりに楽しそうにやっていると、
みんな逆にやりたくなるものなんです。私はこれを「トムソーヤー効果」と呼んでいます。(笑)
楽器以外のものも作ろうかと企んでいるので、ちょっとみなさんご期待ください!
ジェレミーも鼻の下を汚して手伝ってくれています。
まだまだ戦力にはなりませんが、修行にはなっているはずです!
ヤスリがけの後は、井戸で水浴び。
小さいとネタにされているロジャーですが、こうしてみると意外といい筋肉してますね。
まあ、無駄な肉なんて1グラムもないでしょうからね。体脂肪どのくらいなんでしょう?
日本の夏至が近づくこの時期は、北緯6度のHOJでは、太陽がはっきりと北側を通ります。
だから、いつもは日向になるところが日陰になったりしておもしろいです。
四季のない常夏の島にも、季節のうつりかわりはあるんです。
それに気付ける心を忘れないようにしたいものです。
こどもたちは先日の土砂降りのときに土から出てきた粘土層をうまいことさらって、
自家製粘土で遊んでいます。クリスチャンが作った「飛行機」を見せにきました。
すごいのがあるから見にこい、というので言ってみると、なんだかリアルな胸像が。
ウィリアム作の「山の民」だそうです。むう、なかなかの出来だ…。
ちょっと本気で私も彫塑作品にも手を出してみようかという気になってきました。
まあ、これ以上趣味を増やすと、もう、なにがなんだか分からなくなりそうですけどね。
ノエルがシャンプーを入れ物に移し替えるという地味に賢いことをやっています。
フィリピンのシャンプーは、一回ぶんごとにパックになって売っていることが多いんですが、
「1回ぶん」なんて、髪の長さによって全然違うわけで。
短髪の男の子たちは1パックを3回くらいに分けてちびちび使うんですが、
一回封を切ったパックは、やっぱり漏れたり他の子に勝手に使われたりで、
無駄にしがちなわけです。
そこでこの、「日本からきたビジターが置いていったシャンプーの空き容器に移し替える」という
発想が出てくるわけです。なかなかいい心がけです。いいぞ、ノエル!
小さい子たちを中心にここ数日はやっているのは「シャトン」と呼ばれる棒を使った遊びです。
地面に置いた棒を、もう一本の棒で叩いて跳ねあげて、それをさらに叩いて遠くまで運び、
運んだところからもう一人が棒を投げたのを打ったり、
その飛距離を測ったりして勝負するんですが、一番盛り上がるのは、
「負けたほうが勝ったほうの取った点数ぶんの歩幅の距離から『シャトーン』と叫んで走る」
という罰ゲームのときです。っていうか、これがやりたくてやってるとしか思えません。
では、ジェリカとエッゼルが「シャトーーーン」と叫んで走ってくる動画をどうぞ!(18秒)
みなさんも一度外に出て、「シャトーーーン」と叫びながら走ってみてはいかがでしょう?
きっと色んな悩みがふっとびますよ!(笑)
真面目に手伝ったら帳消しはともかく、期間を短くしてあげてもいいと言うと、
本当に真面目に手伝ってくれました。こういう素直さが憎めないところです。
マディーはさすが、こういう作業に関しては即戦力です。
ヤスリがけは基本的に4工程あって、一番最初の「荒削り」が一番簡単かつ面倒なので、
こどもたちにはこれを主に手伝わせているんですが、マディーは筋がいいので、
第2工程、第3工程も任せています。
しかもしょっちゅうイタズラして怒られているので、仕事も頼みやすいです。(笑)
思った以上に仕事がはかどり、私的には大満足です。ごらんください、この輝き!
これ、ニスとかをぬっているわけじゃないんですよ!
がんばってくれたこどもたちには、罰の帳消しの他に、
ジュースとビスケットまでふるまってやりました。
みんな、手伝ってくれてありがとう!またイタズラして怒られたときは頼むぞ!(笑)
私の部屋の天井にはヤモリがたくさん住んでいて、夜になると電灯に集まってきます。
光に集まる虫たちを食べようというわけですね。
このハンティングやナワバリ争いをボーっと眺めるのが私のひそかな楽しみなんですが、
最近部屋の電球を「LED」に変えたら、ヤモリが寄ってこなくなりました。
よく見ると、LEDの光には、虫も寄ってこないんですね。みなさん知ってました?
これを「虫が来なくて便利!」と思うか、「ヤモリが来なくてさびしい」と思うかで、
HOJで暮らすセンスが問われるような気がします。私はもちろん「さびしい」派です。
みなさん、滞在の際はどっちの電球がいいか言ってくださいね!つけかえますから。(笑)